弁理士実務

裁判所

今日は裁判所でした。裁判所は中々慣れませんね。 自分は国内の出願(中間)が専門だとは思っています。仕事として一番面白いのはやはり国内出願だとは思っています。 クライアントの技術と、他社技術とを考えて、どうすれば「回避しにくい特許になるのか?…

引例が優先権主張を伴う場合の29条の2の適用について

出願Aに基づいて国内優先権主張を伴う出願Bがあるとします。 この場合、出願Xの審査において、29条の2が適用される場面の表現については悩ましいと思います。例えば、 出願Aに発明イが、出願Bに発明イロがが記載 出願Xには発明イが記載 のとき、出願…

G16Y

新しい国際特許分類ができるそうです。www.jpo.go.jp自分が困ったときに使っているのが「G06F 15/00」です。 ときどき「今までにやったことのない案件」になると、特許分類を探すことになります。 といっても、そのような場合は先行文献等を参照することが多…

特許法施行規則等の一部を改正する省令

特許庁から「特許法施行規則等の一部を改正する省令」が発表されました。 法律の施行時期になります。以下引用です。なお、両方とも来年の試験には影響を受ける内容となります。 判定制度については、口述試験には影響を受けます(論文試験では影響を受けま…

知財高裁大合議(特許法102条の解釈)

知財高裁の大合議の判決が出ているので紹介します。二酸化炭素含有粘性組成物事件(平成30年(ネ)第10063号 令和1年6月7日判決)です。特許法第102条第2項、第3項に関する判決になります。 その中でも、第3項の判決文について紹介します。内容…

令和元年改正

短答試験で慌ただしい週末でしたが、特許庁から令和元年改正について記事が出ています。その中でも1つ厄介なので、改正法のうち、1つが直ぐに施行されることです。www.jpo.go.jp令和元年5月27日に施行ということですので、論文試験以降はこちらの法律が適…

新元号の出願書類

インターネット出願ソフトは、i3.60より新元号に対応するそうです。 www.pcinfo.jpo.go.jpバージョンを上げた場合、和暦で年月日は記載する必要があります。 2019年5月1日以降の新元号「令和」に対応しました。 書類の様式に変更はありませんので、従来通り…

商標弁理士

今日は弁理士会の研修で商標関係でした。 話はとてもためになりました。今日も聞いていて思ったのですが、商標を専門にやられている方は、非常に仕事に誇りを持っていると思っています。 特許をやっている弁理士が持っていない訳ではないのですが、商標専門…

出願審査請求料改正

出願審査請求料が2019年4月1日から改正されるそうです。 www.jpo.go.jp 結構厄介なのが「出願日ベース」であること。うっかり見落としてしまうんですよね・・・。 分割出願については、現実の出願日で見るのは間違えなさそうですけど。 多分2年後位は、混…

年の瀬

今週もあと数日ですね。きっと皆さん年末ということで、バタバタと動いているのではないかと思っています。 自分もかなりバタバタです。といっても、仕事は楽しんでやらないと仕方ないですからね。 色々な仕事を振られることもあるのですが、自分は仕事に対…

意匠制度の改正説明会

特許庁主催の改正説明会があるそうです。 www.jpo.go.jp時間がある人は聞きにいっても良いとは思います。 (時間がある人です)弁理士は研修の単位に認定されたようです。 自分も行ってみようと思っています。

特許権の存続期間の延長登録出願に関する審査基準の改訂について

まだ案の状態ですけど、改正法に伴う「特許権の存続期間の延長登録出願に関する審査基準」の改訂について、現在WGで話し合われています。 www.jpo.go.jp その中の添付資料に、概要について載っているものがあるので紹介しておきます。 https://www.jpo.go.…

最近驚いたこと

最近更新が滞っていますので、たまには関係ないことでも。 (何もかも滞っていますけどね!) さて、この間イオンに行って始めて知ったのですが・・・ イオンとかのショッピングモールには入っているお店を紹介する端末装置があります。 この端末装置の機能…

PCT規則改正

割と7月に改正が多いPCT規則の改正です。 www.jpo.go.jp先月のPCTニュースレターに記載されていたものです。 改正内容は以下のとおりです。 PCT 規則4.1(b)(ii)及び41.2(b): PCT 総会の第47回会合(2015年10⽉開催)及び第48回会合(2016年10⽉開催)に…

携帯端末サービスシステム事件

平成29(ネ)10096 損害賠償(東京地方裁判所 平成28(ワ)35182) 平成30年6月19日判決 控訴棄却(1部)特許権 (携帯端末サービスシステム) 構成要件充足性,均等侵害 ちょっと気になったのは、携帯サービスにおける課金方式の違い(構成要件C)が争点の1…

少しかわいそうな判例

ちょっとだけかわいそう(?)な判例です。「特許出願手続において代理人の追加選任がされた場合におけるそれ以前から選任されていた代理人に対する拒絶査定の謄本の送達の効力」が争点として争われました。特許法12条です。 ある在外のQ社の特許出願Xに、…

平成30年法改正(第1弾)

先日ブログにも書きました平成30年法改正(?)の一部が施行されることになります。 発明の新規性喪失の例外期間が6か月から1年に延長されます | 経済産業省 特許庁 意匠の新規性喪失の例外期間が6か月から1年に延長されます | 経済産業省 特許庁 商標登録出…

不正競争防止法等の一部を改正する法律案

5月23日に、参議院本会議での審議(5/23)で可決され成立したそうです。 この不正競争防止法等の一部改正する法律案は、不正競争防止法だけでなく、特許法等の改正も含まれています。最終的な可決法案が2月27日に経産省のWEBに公開された通りとして説明しま…

意匠審査基準の改正

そういえば、5月から意匠審査基準が改正されます。 試験的には影響は少ないと思いますが、情報として掲載しておきます。改正されたポイントは以下の2点です。 1 底面図の記載が不足する出願の願書及び図面の記載の取扱い (関連する意匠審査基準:第 2 部…

標準必須性に係る判断のための判定の利用の手引き

標準必須性に係る判断のための判定の利用の手引きに関して公開されました。www.jpo.go.jp事務所において業務として受任することがあるかどうか解りませんが・・・いちおう5G関連案件とか担当していることを考えると目を通しておきました。 どのくらい実際…

特許法・不正競争防止法等改正案

経済産業省のWEBに上がりました。 施行日は公布日から1年6月以内とのこと。来年の試験に影響するかどうか?気になるところです。 不競法(改正・大規模) 不正競争防止法が大きな改正です。 なんと、また2条1項が増えて、条文番号がずれます(悲しい) …

東芝REGZA事件

こちらも最近の判例で、侵害訴訟の控訴審に関するものです。 なお、判例をざっと読んだだけで、出願明細書、出願経過を参酌している訳ではありません。ご了承下さい。 (自分のメモ用です) 裁判概要 争点 指針 裁判概要 本件は、米国の企業が特許権(第4450…

AIによる弁理士業

一回ブログで書いたと思ったけど、調べたら書いてなかったので今の時点での個人的な考え方です。 10年後に「違ってた!」って思うかもしれないので。例えば、以下の記事が昨日付で上がっていたのですが、これだけに限らず、よくある内容です。 toyokeizai.ne…

マイミク事件(「とき」の解釈)

はじめに 判例について 実務上の指針 おまけ はじめに 答練の答案を添削中、受講生が「とき」と「時」とを使い分けていないと「意味が違うから使い分けて下さいね」と指摘しています。 実際に答練で指摘された方もいるでしょう。 また、他の人の明細書をチェ…

特許法30条の改正

特許庁のWEBに、産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会審査基準専門委員会ワーキンググループの第12回配布資料が掲載されました。 内容は「コンピュータソフトウエア関連発明に関する審査基準等の点検・改訂のポイントについて」ということですので…

打合せ

今日は昼間にクライアントから「あれ、今日打合せ来ますよね?」って連絡をたまたまもらいました。連絡をもらっていなかったので少し焦りましたが・・・手違いで連絡が来ていなかったようです。 さすがに関西だと、電話もらって直ぐ行くことができないので、…

明細書のクセ

ふと思うのですが、他人が書いた明細書って読みにくいと思います。 多分、誰でもそうで、リズムをつかめないのです。 公報を読むレベルであれば気にならないのですが、修正とか、援用とかになると結構大変です。そこでふと思ったのですが、企業の知財って、…

発明相談とかとか

今日は午後は発明相談でした。今月はかなり業務が立て込んで忙しい状態。 そんなときに限って予定が色々あり、本当に困った!状態なんだけど、それはそれで楽しかったりします。期限で追われている感が凄いあるのですが、では100%仕事しているかというと、…

自動仕訳の事件について

フリーvsマネーフォワードの事件について フリーの特許 裁判所の解釈 本願発明の解釈 被告製品の解釈 出願をする上で気になる点 フリーvsマネーフォワードの事件について フリーvsマネーフォワードの事件について色々と話題になりました。 判決文も裁判所で…

シートカッター事件

シートカッター事件 判事事項 判例文 シートカッター事件 104条の4に対する主張に関する最高裁判例です。 104条の4で一番理解しやすい場面は、「払った損害賠償を返して」という場面です。 これについては青本でも記載されているところです。 本件は、訂正…