よく質問されること

今日は祝日でお休み(というなの在宅勤務)なので、ちょっとまじめに書きたいと思います。

おすすめ商品

自分は弁理士の勉強の他に、よくコンピュータやカメラ、携帯電話等、色々なガジェットのことを質問されます。
コンピュータも年数台ちょこちょこ買ったりしてますし、デジカメも1年以内で買い換えたりしてます。携帯も今はこそスマートフォンで各社あまり変わらないですが、昔は色々な機種がありました。
正確には覚えていないので、何となく数えてみると、今まで100台は買っていないと思いますが、50台でということは無いと思います(多分70〜80台くらいな気がします)

更に昔は電子手帳や小型端末といったPDAも頻繁に買っていました。本当に、何か買うために仕事してるようなものです(笑)。当然「自腹」で買っているので、それなりの見識は持っているつもりです。

他の人に「デジタルカメラって何がお勧めですか?」と聞かれたら何と答えるか?

当然一番良いのはデジタル一眼です。どんなに高いコンデジでも、デジタル一眼の画質とは雲泥の差があります。ということでまず本体。やっぱりフルサイズが綺麗ですし、ぼけにくいことを考えるとEOS-1D Xお勧めです(自分キャノン派なので)。
次にデジタル一眼で重要なのがレンズです。Lレンズが綺麗です。最近発売されたEF24-70 F2.8IILとかお勧めです。

ただ、この組み合わせを言って「なるほど!」といって買う人は先ずいないと思います。上記ボディ(本体)が実売で55万円位、レンズが20万円位ですので、ぽんと買える値段ではありません。ただ、「綺麗な写真を撮る」のであれば上記のような話になります。

どうしてもコンデジとなると、今度発売されるソニーのコンデジ(RX1)がかなり性能が良いです。ただ、これも実売で20万円以上する代物です。自分は買えません。


結局「コストパフォーマンス」が重要となってくるわけです。「性能」+「目的」と、「価格(お金)」というバランスです。

どのような質問であっても、最終的に「お金」というコストが重要になって来ます。

勉強法を模索

もう一つよく質問される「弁理士試験の勉強法」について。短答、論文色々あります。「受かるためには何をすれば良いか?」というのは永遠の課題でしょう。自分の受験生時代の趣味は合格体験記を読むことでした。

この勉強法で問題になるのは、受験生の多くが「コスト」意識がないことです。ここでいう受験生のコストはお金ではなく「時間」です。

例えば、甲さんがAという勉強法が良いと勧めています。そうすると受験生乙はAという勉強法を試してみます。
しかし、この話には「コスト」に関する情報がありません。甲さんがまずどれだけの勉強時間を使ったのか。そのうちAという勉強法にどれだけのコストを割いたか。これらの情報が欠落しています。その段階でAという勉強法が使えるか解りません。

そもそも、受験生の多くがご自身が使える時間(コスト)を把握していない人が殆どです。

例えば、「短答過去問を10年分10回繰り返しときつつ、青本の内容を覚えましょう」といえば、明らかにコストがかかりすぎる(時間が足りない)と気がつく人が殆どです。しかし、「Bという勉強法をやったのが良かった」という話を聞いたり、合格体験記を読むと、それに飛びつきがちです。しかし、Bという勉強法がどの位コストがかかるかも解りません。したがって、必ずしも良い結果がでるとは限りません。

自分にあった勉強法をみつける

結局、自分にあった勉強法を多くの中から見つけられるか否かが合格/不合格の分岐点ではないでしょうか?

自分がとった勉強法を一つ。
自分は、答練・模試はとにかく受けるという方法を使っていました。論文答練は週に3箇所やっていました(プラスゼミも受けてました)。短答答練も2箇所+通信1つとっていて、短答模試は日程が重なっていなければ受験機関全部受けました。

何故そういう勉強法を取っていたかというと、「復習が出来ない」性格を自分で把握していたからです。一度やったことを繰り返しやるのは飽きるのです(笑)。

例えば、短答模試を受けて60問やって20問しか理解出来なかったとします。ちゃんと復習すれば60問分の勉強になりますが、自分はそれが出来ません。したがって、3つ受験すれば、20×3=60問分の勉強をしたことになります。

この方法は今度はお金というコストがかかりますし、やらない問題も出てくるので、万人にお勧め出来る勉強ではありません(なので、勧めたこともありません)。しかし、自分に取っては良い勉強法でした。


今回、TwitterでAさんに対してBさんが「Xという方法が良いですよ」と書いていました。この場合、Aさんの今の環境(状況)と、Bさんがどういう勉強をしてきているのかという情報があるので、「その方法は厳しそう」と心証で感じました。

今回はたまたまですが、殆どの場合、コストに関する情報が欠落するので中々判断するのが難しいと思います。


最終的には、色々な人の意見を聞いて、その中から自分に最も適切な勉強法を早く見つけることが短期合格につながるのだと思います。