短答試験に向けて

弁理士試験、それも短答試験は、まず特許法ありきの試験です。特許法の知識がしっかりして、その後意匠法、商標法の知識が身につきます(商標法は少し別ですが、それでも特許法の知識は役に立つでしょう)
この四法をおろそかにすると、短答試験に通っても論文試験が通りません。なので、まず四法をしっかり回して欲しいところです。その後が下三法の勉強となります。

資格試験は勉強が出来る云々より、試験戦略が重要です。著作権法等の学習も必要ですが、この時期は特許法等を優先すべきです。ある程度仕上がってきたのであれば、直前に下三法の勉強に時間を割けるからです。

といっても、この時期下三法を全くやらないのは考え物です。少なくとも軽く回す程度はやるべきです。軽く回すというのは、過去問を解いてみて「解る問題」「解らない問題」の仕分けをする程度でしょうか。「この問題はわかる」「これは直前にもう一度やる」というのを仕分けるのです。そうすることによって、仮に直前下三法が回せなくても、ある程度の点数は見込めるからです。

残り3ヶ月ちょっと。あっという間の3ヶ月ですので、上手に活用して合格を目指して下さい。