青本の分冊

さて、受験生なら必ず持っている(はずの)青本。欠点は大きくて持ち歩きが不便ということです。PDF版もありますが、細かい書き込みが出来ないため、PDFだけで済ますのは受験生であれば止めるべきだと思っています(当然外で確認する位の用途では良いでしょう)

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第19版〕

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第19版〕

この青本は分冊すると持ち運びやすくなります。

ちょっとお金はかかるのですが、この辺は必要な投資だと考えるべきだと思っています(別に青本を持ち歩いてもらう分には良いと思います)。

分冊化

まず、業者ですがいわゆるコピーサービスや製本サービスをやってくれる業者であれば実施してくれると思います。すなわち、本の裁断(バラバラにする)→再製本という流れです。

自分はキンコーズ(https://www.kinkos.co.jp/)をいつも利用しています。

表紙落とし

ただ、店に持って行く前にカッターでハードカバーの表紙だけは切ってしまった方が楽だと思います。緑色のハードカバーだけ切るのは難しくありません(どうせ背の部分は細断してもらうので、神経質になる必要も無いです)。
この表紙落としはやらなくても良いのですが、そのまま持ち込むと表紙外しは別料金がかかります(キンコーズの場合は105円だそうです。)

分冊指示

次に分冊の指示をします。基本的に「冊数」で料金が変わりますので、バランス良くしましょう。自分の場合は

  • 特許法
  • 実用新案法+意匠法
  • 商標法

にしています。上記は本文の部分だけ。すなわち付則については全部省略しています。目次なども付けていません。

ここで、製本方法は「くるみ製本」です。特許法が厚いので「くるみ製本出来ないかも」と聞かれますが、19版迄であれば問題無く製本出来ます。
あとは表紙の紙(色)を指定します。表紙に文字等印刷をしてもらうことも可能ですが、自分は特に指定していません。
更に、実用新案法+意匠法の区切りには色紙を挟んでもらっています。また、他の部分は製本してもらっていません(殆ど使わないため)

完成

だいたい数時間で完成します。オリジナル青本です。これで「青本を見る」機会も増えるのではないでしょうか?

ちなみに、上記作業で1714円かかります(裁断回数等が店員によって変わるため金額が上下します)。

PDFからの製本

少し分厚くなりますが、特許庁のPDFを印刷したものでも製本することは可能です。例えば、A5の用紙に両面印刷したものや、B5用紙に両面印刷したもの、2in1で印刷したもの。そういう物から製本することが出来ます。そうすれば、青本代はかかりません。