青本の分冊
さて、受験生なら必ず持っている(はずの)青本。欠点は大きくて持ち歩きが不便ということです。PDF版もありますが、細かい書き込みが出来ないため、PDFだけで済ますのは受験生であれば止めるべきだと思っています(当然外で確認する位の用途では良いでしょう)
- 作者: 特許庁
- 出版社/メーカー: 発明推進協会
- 発売日: 2012/12/25
- メディア: 大型本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
この青本は分冊すると持ち運びやすくなります。
ちょっとお金はかかるのですが、この辺は必要な投資だと考えるべきだと思っています(別に青本を持ち歩いてもらう分には良いと思います)。
分冊化
まず、業者ですがいわゆるコピーサービスや製本サービスをやってくれる業者であれば実施してくれると思います。すなわち、本の裁断(バラバラにする)→再製本という流れです。
自分はキンコーズ(https://www.kinkos.co.jp/)をいつも利用しています。
表紙落とし
ただ、店に持って行く前にカッターでハードカバーの表紙だけは切ってしまった方が楽だと思います。緑色のハードカバーだけ切るのは難しくありません(どうせ背の部分は細断してもらうので、神経質になる必要も無いです)。
この表紙落としはやらなくても良いのですが、そのまま持ち込むと表紙外しは別料金がかかります(キンコーズの場合は105円だそうです。)
分冊指示
次に分冊の指示をします。基本的に「冊数」で料金が変わりますので、バランス良くしましょう。自分の場合は
- 特許法
- 実用新案法+意匠法
- 商標法
にしています。上記は本文の部分だけ。すなわち付則については全部省略しています。目次なども付けていません。
ここで、製本方法は「くるみ製本」です。特許法が厚いので「くるみ製本出来ないかも」と聞かれますが、19版迄であれば問題無く製本出来ます。
あとは表紙の紙(色)を指定します。表紙に文字等印刷をしてもらうことも可能ですが、自分は特に指定していません。
更に、実用新案法+意匠法の区切りには色紙を挟んでもらっています。また、他の部分は製本してもらっていません(殆ど使わないため)
完成
だいたい数時間で完成します。オリジナル青本です。これで「青本を見る」機会も増えるのではないでしょうか?
ちなみに、上記作業で1714円かかります(裁断回数等が店員によって変わるため金額が上下します)。
PDFからの製本
少し分厚くなりますが、特許庁のPDFを印刷したものでも製本することは可能です。例えば、A5の用紙に両面印刷したものや、B5用紙に両面印刷したもの、2in1で印刷したもの。そういう物から製本することが出来ます。そうすれば、青本代はかかりません。