短答試験の解く順番

短答試験まであと1ヶ月強となって来ました。思ったより「出来ない」と感じている人も多いかと思います。
しかし、直前で「グッ」と力がつく人も多いので、最後の最後まで諦め無いで頑張って欲しいところです。

さて、短答試験において、どのように問題を解けば良いのか、人によってやり方が変わると思います。前から順番にやった方が良い人、科目別にやった方が良いという人。それぞれだと思いますが、特にお勧めの方法について書いておきたいと思います。

マークシートを塗る時間と、問題を解く時間を分ける

まず、問題を解く時間と、マークをする時間とは分けた方が良いと思っています。
それは、まず、問題とマークシートとの往復の時間がもったい無いためです。更に、飛ばした問題があると塗り間違えを誘発することになります。
また、集中力を維持する必要があります。そのために、3時間30分連続で問題を解かず、休憩を入れた方が良いでしょう。

具体的には、問題用紙のみである程度の時間一気に問題を解きます。だいたい集中力が維持出来る時間を考えると1時間〜1時間30分程度ではないでしょうか?
この時間が経過したら(又は自分が疲れたと感じたら)、一端休憩にします。休憩といっても、当然立ち歩くこと等出来ません。席でゆっくり深呼吸でもします。
そのときに、おもむろに問題用紙に書いた答えをマークシート用紙に転記します。マークシートを塗る作業で気持ちも落ち着きますし、マークシートを塗る作業だけをすると、塗り間違いも減ります。

易しい問題から解く

次に、易しい問題から解いていきます。すなわち、「難しい問題」「解きにくい問題」は後回しにするべきです。そこで時間をかけると、後半の易しい問題で間違えてしまう可能性があります。
試験時間は3時間30分あります。点数の取りやすい問題で「ケアレスミス」をしてしまうのが一番もったい無いです。したがって、最初の疲れていない段階で「簡単な問題」「解きやすい問題」だけを解いてしまう方が良いと思います。
ここでいう問題は「枝」で考えて良いと思います。したがって、「イロハニホ」のうち、「イロホ」だけ正誤を判定し、「ハニ」の枝は後回しという方法でも良いと思います。

60問を1時間〜1時間30分で解くのは難しいと思います。ただ、これは逆に考えて、1時間〜1時間30分で解けるレベルの問題だけ一気に解いてしまうという意味でもあります。

商標法・不競法は別に解く

科目別に解かない人でも、商標法・不競法は別に解いた方が良いと思います。
特許法・意匠法と商標法とでは考え方が異なります。したがって、創作法である特許法等と商標法とは別に解いた方が考え方が上手くいくからです。

自分の解き方

ということで、自分がお勧めの解き方は・・・

・1時間程度で解ける問題(回答が直ぐに解る問題)だけ回答してしまう。
・休憩をしつつ、マークシートにぬれる問題は塗ってしまう。
・更に1時間程度で解る問題を解いてしまう。
・休憩をしつつ、マークシートにぬれる問題は塗ってしまう。
・時間のかかる問題、解らなかった問題を趣旨から残り考える

という方法です。