質問の回答

コメントにてご質問がありました。良くある質問ですので、ブログ中でご回答します。

質問1

青本と条文を照らしながら、読んでいますが、論文、口述を考えて青本も条文同様に理解記憶したほうがいいのでしょうか?

覚えられれば覚える、覚えることをしない方が良いとは言いません。覚えられるのであれば、当然覚えた方がよいでしょう。ただ、現実問題として、なかなか覚えられないということではないでしょうか?
口述試験対策としてはある程度の条文の丸暗記が必要となります。これは仕方ないです。ただ、それ以外については、条文の趣旨がしっかり回答できるレベルにまずすべきです。
一字一句覚えるというより、そもそも、主体が特許庁長官なのか?そもそも裁量規定になっているのは何故か?という視点で条文を追っていくと良いと思います。

質問2

過去問ですが、問題自体を覚えてしまっている可能性があり、今後、過去問対策としてはどのように活用すればいいのでしょうか?

この時期から過去問を必死に回すのは少し早過ぎます。試験経験者であれば、今は論文試験対策をすべきです。
過去問については、よく「問題を覚えている」という話は聞きますが、以外に質問すると答えられないことが多いです。過去問から、どのような条文で、どうしてそうなっているのか?という点まで追えていないことが多くあります。
ゼミ・講座等で講師が質問してくれればその点は確認できます。自分で確認するのは難しいのですが、条文の文言と比較してどのように「○」「×」なのかが説明できれば、本当はよろしいかと思います。

質問3

条文は、内容とともに条文番号まですらすら出てくるレベルでないと、短答合格は難しいでしょうか?

個人的には条文番号を「暗記」する必要は無いと考えています。ただ、頻出の条文については自然と条文番号が頭に入るはずです(例えば、特121条、意8条、商50条等)。このレベルの条文が出てこないのは、覚えていないのではなく、条文を引く回数が足りません。
過去問、レジュメを読むとき必ず条文を引くようにして下さい。