いつでもどこでも法文集

先日のゼミのガイダンス時にも気になって話をしましたが・・・法文集を机の上に出していない人が多すぎると思います。
「条文を引く」という習慣が、想像以上に出来ていない訳です。

良く何をするにも腰が重い人がいますが、まさに受験生であれば「条文を引く」という習慣が出来ていない人の事だと思います。
「ガイダンスとかだから」と理由をつける人に限ってやはり条文を開きません。

実はこの習慣は口述試験まで響きます。
口述試験で明らかに条文を見た方がよいタイミングでも条文を見ない人が多いのです。
「必要な時だけやろう」と思っても、普段からやっていないことは出来るようになりません。
いつも言いますが、受験機関の講師ですら法文集を持ち歩き、何かあれば法文集を開いていると思います。
受験生が思っている以上に「法文集を開かない」ことに悪い影響があるということをまず認識して欲しいです。

あと、この時期は四法ではなく通常の法文集を見た方が個人的には良いかと思います。
試験直前のまとめや書き込みに四法を使うのは有効です。
しかし、普段の学習は、やはり法文集で条文を追っていった方が勉強になります。
逆に四法を見ないと関連が思い浮かばないとなると、条文の内容が頭に入っていない可能性があります。