文章の長さ

自分が弁理士になったばかりの頃は「文章の書き方」という本ばかり読んでいた気がします。
実際、当時の上司に「文章が解りにくい」と散々指摘されました。

文章を解りやすくするテクニックの一つに「文章を短くする」というものがあります。
日本語の場合、漢字が多く情報量が多い。更に主語述語が解りにくい。
したがって、せいぜい3行が限界ということです。
また、長い文章は翻訳時に困るという問題もあります。

明細書や、ブログを書くときもそうですが、普段は極力文章を短くしており、そうでないとやはり読みにくいと感じる訳で、結局自分が書いている文章は自分で考えているので、書いている内容自体は理解しているし、あれ書こう、これ書こうって考えながら書いてると、書いている近くの文章が見えているので、頭の中ではきっと文章って切れているけど、読む人は解らないってなるのかも。

と書くと解りにくいですよね?
自分では書いているときはこれでも解っています。
ただ、他人の文章は解りにくいのです。

論文試験も同じです。
あまり長い文章だと「何を伝えたかったのか」全然伝わりません。
規範で条文を使う場合とか仕方ありません。
しかし、短く出来る時は短くした方が良いのです。
これは慣れなので、自分で意識して訓練しないと中々改善しません。
ということで、少し意識されてみるとよろしいかと思います。

論文試験は手書きで文字が大きいです。
それでも、2〜3行で文章に「。」を付けた方が読みやすいとは思います。