(4/1)平成26年の弁理士試験の運用について

今日は4月1日ですね。頑張りましょう。

さて、産業構造審議会知的財産分科会の決定を受けて、平成26年弁理士試験に関する運用が特許庁から発表されました。

今回の発表は、弁理士制度小委員会報告書の中に「試験実施主体である工業所有権審議会において、引き続き検討していくことが必要」という箇所がありました。そして、運用において適用出来る内容については、早期に適用するということです。


今回の発表で気になるのは、「2.短答試験の運用について」の記載です。
従前の弁理士制度小委員会においても、「科目別合格基準を導入する、あるいは問題数を増加する、出題内容・方式の変更等必要な措置をとるということについて検討が必要」との議論が上がりました。
科目別合格基準については、すでに受験案内を印刷した後であったころから、今更導入できません。しかし、問題数については多くするのは問題無いとのことのようです。

それは、工業所有権審議会としては「短答試験の1問は論文試験の1問と同様で有り、その中に小問が含まれていても構わない」との検討結果からです。

例えば、平成20年の論文試験の商標法は、出題数は1問で有るにかかわらず、小問が7問あります。実質7問。他の科目、年度でも1問といっているにもかかわらず、設問(1)や、設問(2−1)といった手法で事実上問題数を増やしています。

この点に着目し、工業所有権審議会は、1問につき「小問を5つ程度にするのが妥当」との結論を出しています。
論文試験と同様、「小問であれば1問は1問」とのこと。
そうなると、事実上、今年の短答試験は、少なくとも300問程度(1500枝)の出題になると考えられます。

問題数が増えることから、ボーダーが上がる(200点以上)点が心配でしょう。
更に心配なのは時間です。試験時間は既に発表されていることから3時間30分のままでいくとのこと。
そうすると、今年の短答試験は、マークシートを300個綺麗にぬれるか?という点もかなり合否に影響する可能性があります。
特に円を綺麗にぬれない人は注意が必要です。

論文を全文書きをすることにより筆力を上げるように、例えば黒丸を1日10個塗る等して、マークシートの筆力も4月中に鍛える必要があるかも知れません。










さて、最初にも書きましたが、今日は4月1日です。。。。。


信じないように(上記のような事実はありません)。