4月の学習について(短答組/論文組/2015年受験組)

昨日はちょっとブーム(?)にのった内容としましたが、今日はまじめに。
4月に入りましたので、今月の勉強についてです。

短答試験受験組

短答試験まで残り53日。
競馬で言えば3コーナーを回った状態です。

この時期は、今年の短答試験については、ほぼ合格するというレベルの人は論文試験を併せて進めても良いでしょう。
ただ、10人いて1人もいない割合だと思って下さい。
殆どの人が短答試験に特化して行く時期です。
(論文試験の勉強を長くやって、結果として短答試験に通らないのが一番困ります)

短答試験受験組にとって、4月は特に重要です。
それは、「新しい知識」「解らなかった知識」を確認するのは今月が最後だからです。
下三法も含めて知識を作るのは今月まで。来月(連休明け)はメンテナンスとなります。
逆を言えば、今月にどれだけ知識を確認出来るかと言う部分が合否を分けるということです。

特実意商の四法で8割、下三法で5〜6割を目指すとなると相当の学習量になります。
1分でも良いから今月は時間を割いて短答試験(条文)の勉強を心がけて下さい。

四法や法文集の書き込みがあり、条文を見れば過去問のポイントが解る人は条文を素読する時間を増やしても良いと思います。
そのようなツールが揃ってない人は、今からでも答練・模試・過去問で間違えた箇所を法文集等にメモって来月使えるようにしていきましょう。

とにかく、今月の頑張りが短答試験の合否を分けると思って下さい。

論文試験受験組

論文試験まで残り95日。あっという間になってきました。
過去問等の答案構成と並行しつつ、基本レジュメを押さえる時期です。
定義・趣旨と言った簡単なレジュメのパーツから、一行問題といった解きにくい問題を含めて、幅広く仕上げていく時期です。
短答試験組が6月から本格的に動き出します。
その段階には、「どんな問題であってもそつなく書ける」というレベルに引き上げる必要があります。
少なくとも過去問の範囲であれば、答案構成、パーツを作れる力を身につける必要があります。

併せて口述対策を進めると、趣旨の勉強にもなると良いでしょう。

2015年受験組

2015年受験組は、今は講座が始まったorこれから始まる時期となります。
最初の頃はやる気に満ちあふれているのですが・・・試験は長丁場です。
今月は学習ペースを作るのが目的です。

自分の講座ではよく話していますが試験迄あと1年以上。
確実に今学習したことは忘れます。
いや、人によりますが・・・それでもかなりの部分を忘れます。
頑張ってもどうせ忘れると思い、気楽にやって下さい。
そして、大きな流れを捉えられるかが重要なポイントとなります。
大きな流れは忘れないからです。

青本の記載を読むことや条文を読むことは大切です。
ただ、覚えるというより「こういうことが書いてあるのか」という感動(?)を増やす方向性がよろしいかと思います。

また受験を悩んでいる人もスタートを切るのなら今です。
頑張って勉強をはじめましょう。