入門講座の復習について

今年はスマートコースの人もだいぶTwitterに色々書いてくれているので助かっています。
こちらとしても、受講生の反応がある方が色々解ります。
また、入門で多くの人が反応ある箇所は、主要科目のインプットの講座にも反映させやすいです。

講義は与えるもの、与えられるものではなく、講師と受講生とが共同で作っていくものと思っています。
多くの反応があれば、その分ニーズに合わせた内容にすることができます。

さて、講義中にお伝えしていますが、入門の時期は「土台」を作る時期です。
「土台」を作るというのは、規定が何故有るのか?そもそもその条文はどういう意味なのか?
それを考える時期です。

時間があれば定義・趣旨を覚えるメリットはあります。
ただ、短答試験レベルの細かい知識の暗記になると、少し早過ぎる気もします。

今はそれぞれの規定が何故有るのか?
どういうときに使われるのか?
といったことを理解しておけば、後半の学習が楽だと思います。

例えば、分割出願の時期や要件を覚えるより、分割出願を何の為にするのか?ということが解る方が大切です。
(一応、まともな理由で2個。実務的な理由を含めると5個くらい理由があります)
そして、その考え方が論文試験に繋がります。
勉強が進んでくると、3〜4個位理由がすらすらっと出てくるようになります。

ただ、勉強が進んだ前提です。
最初から考え過ぎるとつかれますので、今の時期は復習のとき、それぞれの規定について少し考えて頂ければ十分だと思います。
条文を読むときも同様です。