本日ガイダンス

本日ガイダンスになります。
宜しくお願いします。

さて、ご質問を受けるのですが、この講座で「何をやるのですか?」という話。
今までインプットの講座というと「知識を入れる」という点に主眼を置いています。
それとは逆で、「知識を引き出しやすくする」ということを目的としています。

例えば、講座の中で話していることは、聞けば「知っている」ということが多いかも知れません。
(2〜3年目以降であればだいたいそうです)
だから、「短答対策講座とか不要でしょ」と考えがちです。

しかし、点数が取れないのは、「知らなかったから」ではありません。
少なくとも確実に「四法」であれば「知らない」ことは少なくなっているはずです。

では原因は?というと、知っていることが試験で引き出せなかったことが原因です。
引き出すためには、色々な知識をリンクし、一つだけでなく、複数のヒントから一つの知識を思い出すことが必要です。

例えば、1条の目的条文。殆どの受験生が時間をかけませんが、実は極めて重要な条文です。
「そんなの内容なんてわかる」とお思いですが、普段から「1条」の条文を意識している人は殆どいません。
しかし、試験で困ったとき、最後のヒントになるのは「1条」の法目的であったりします。

読めば解る、聞けば解るで合格点に届かないのが弁理士試験です。
短答試験、論文試験、口述試験とも当たり前のことを当たり前にやれば受かる試験です。
ただ、当たり前のことを当たり前にやるのは極めて難しいのです。

「知らないこと」が多い段階では、入門講座の再受講も一つの方法です。
ただ、「知らないこと」が減った段階では、知識を入れるのではなく、出す訓練をすべきです。

なお、数に限りはございますが、本日お申し込みであればその場でテキストが渡せるかと思います。
来年こそ、短答試験だけでなく弁理士試験を突破しましょう。