玉川区役所 OF THE DEAD

先日キャラクターについて書いたついでに、今度は違うことが話題になっていましたのでそれを題材に。
テレ東の「玉川区役所OF THE DEAD」というドラマが、「就職難!! ゾンビ取りガール」に設定が似ているというものです。

「ゾンビ取りガール」は、主人公がゆるいゾンビを回収するという設定の漫画らしいのです。
これが役所に設定を変えて、他の内容はほぼ同一でドラマ化しているというものです。

さて、このゆるいゾンビを回収する主人公という設定ですが、これも一つの「キャラクター」でしょう。
例えば、この漫画を複製すれば著作権侵害になります。
しかし、キャラクター自体は保護されていないため、これに基づいたドラマは設定が似ていても著作権侵害とはなりません。
ただ、忠実にドラマ化してしまうと、翻案権の侵害にはなります。
この線引きは難しいのですが、「キャラクター自体は保護されていない」という場面と言えるでしょう。

もともと著作物は過去の著作物が前提にあります。
例えば、ゾンビもの等は他にでもいくらでもありますし、ゴーストバスターズなんかも近い話になってくるでしょう。
どこまでが「まね」になるか否かの判断は難しく、一概には解らないというのが現状です。