完璧主義

ビジネス書を見ていると、仕事の仕方として「完璧主義を捨てる」というのをちょこちょこ見ます。
例えば報告書を仕上げようとしたときに、完璧なものを作ろうとすると時間がかかる。
更に時間がかかるから、着手も遅くなるということです。

それに対して、雑でも良いのでまず「初稿」を作成することが重要だという考えです。
とりあえず書いているので気軽に出来るメリットがあります。
当然見直しをする必要はありますが、それでも「最初から完璧なもの」と考えるより気楽ですし、時間もかからないでしょう。

勉強も同様です。
最初から「短答の枝を全部理解する」「条文を全部理解する」「論文レジュメを書けるようにする」と考えると中々実現出来ません。
また、試験日まで間に合わない可能性も出てきます。

「短答の問題は半分位理解しよう」
「論文のレジュメはこれくらい書けてれば良い」

そう考えることで、勉強のしやすい環境を作る事が出来ます。
また、完璧に覚えようとすると、結局「覚えられない」ということになります。
であれば、まずは出来る範囲からやっていくというのが有効だと思います。

「全部やらないとだめなんだ」と焦っても仕方有りません。
確かに、試験直前では出来ていた方が良いでしょう。
しかし、試験まで時間はまだあります。

今は正確性より、繰り返し学習することの方が大切な時期だと思います。