短答びっくリンク道場

今日は水道橋本校で短答びっくリンク道場の講義でした。
今回は、説明がメインというより、質疑応答をメインでやりたかったので、自分は講座の告知も軽くしかしませんでした。
それにも関わらず、更に年末なのに多くの方にご参加頂き、ありがとうございました。
色々とお疲れさまでした。

年末の貴重な時間を使うので、折角なら「これは実になったぞ!」ということを一つは作りたいと考えました。
そこで、平成26年法改正で最も重要だと思われる特許異議申立制度(を含む審判・訂正等)を最初にガッツリやりました。
(その分意匠が手薄になって申し訳無いです)

異議申立は試験的にはとても重要です。
今まで法改正講座や、講義の中で聞いていても、いざ細かい流れを追っていくとかなり戸惑うと思います。
その点がしっかり確認できたらという思いです。

講義後は、参加したい人を対象に「帰れません補講」をやりました。
「帰れません補講」は参加した人は解りますが、かなりきつい補講です(笑)
だいたい初めて30分位で、焦燥感、絶望感がおそってきて、1時間も経過すると、「もうだめだ・・・」と悟りの境地に入ります(どんな補講だ・・・)。

ただ、短答の枝に対する考え方が、普段何となくこなしているだけというのが明確に解ります。
また、条文に対する接し方も、普段は先入観で読んでいることが解ります。
その意識を認識して欲しいのが「帰れません補講」です。

また、普段過去問や、答練は、確実に「○」というより、「だいたい○」という感覚で答えを出すことが多いのです。
それは「絶対間違えてはいけない」という「緊張感」がない為です。
しかし、本試験は「絶対間違えてはいけない」という意識から、慎重に解答を出します。
普段「○」と簡単に考えていた枝も「でも、やっぱり×かも?」って疑心暗鬼に答えを出します。
それによって、家でやれば出来た枝が間違えたりするのです。
そして、「疑心暗鬼の状態」を作り出すことが出来るのが「帰れません補講」です。

色々通信の講座をやらせて頂いているのですが、これだけは通信で実現出来ない方式です。
また、「問題を解く」ことは重要ではなく、「採点してもらう」ことが重要です。
後で問題だけ解いても、殆ど効果は出ません。普通に過去問集解いた方が良いです。
「帰えりたい!」って極限状態を生むことに効果があるのです。
(したがって、ゼミとかでやっているときも、この部分については欠席フォローは一切しません)

なお、昨日の帰れません補講。
問題文の最初の読点が「,」の枝が「○」で、「、」の枝が「×」って気がつけば、解答直ぐに出たのです。
気がついた人いたかな???