情報処理技術者試験の免除について

2016年向けの勉強をされている人(若しくは検討をされている方)は、選択科目が気になるところだと思います。

もし可能であれば、情報処理技術者試験に合格して選択免除を取ってしまった方が楽です。
とくに他の資格試験で免除狙いがかなり厳しいためです。
行政書士試験は、現在はかなり難しいこと、試験実施時期が秋であることを考えると、選択免除のために受験するのはかなり負担が大きいです)

試験自体は4月の第3週、10月の第3週に実施されます。
今「来年弁理士の試験を目指そう」と思って講座を申し込んだり検討されている方。
将来的には弁理士試験をちょっと考えてみた方。
どちらにせよ情報処理試験を受けて合格されると、かなり楽になります。
(特に文系の方は、選択科目が民法となりますので、一つの選択肢として考えられるでしょう)

資格試験は「基本情報」→「応用情報」とスキルアップする仕組みです。
しかし、基本情報を受験する必要はありません(というより、免除狙いであれば基本情報は、受験するチャンスを一回潰しますので受験すべきではありません)。

まず書店にいって応用情報技術者の本を見てみてください。
この本は何でもOKです。それで、「難しそう」と思えば、基本情報向けの優しそうな本を1〜2週間で読んだ後、応用情報の勉強に入った方が良いと思います。

このとき、勉強の順序があります。

  • N進数・論理演算等の項目は飛ばす
  • SQLは後回し
  • プログラミングは勉強しなくて良い

とくに、情報処理技術者試験の対策本で、ほぼ最初に登場する「基数変換」やら、「論理演算」については、特許法でいうところの「総則扱い」と思ってください。
すなわち、飛ばして最後にやれば良いのです(割とここからやると挫折します)
CPUやら、メモリから入った方が良いです。

なお、コンシューマーレベルの知識があると楽です。
CPU、メモリの仕組み、HDDキャッシュ、主キーの設定、TCP/IP、DHCPサーバといった、普通のパソコンを使っていると設定で出てくる言葉が分かっている人は、理解が早いと思います。

そうじゃなくても、数学とかは出ませんので、苦手意識さえ無ければ、文系の方でもこの分野は出来ると思います。
2016年以降の弁理士試験を受験される方は、ご検討頂ければと思います。

なお、自分自身は受験したときは、免除制度など無かったため、弁理士試験と関係無く受験しました。
「何か資格を受けてみよう」と思い、だいたい1ヶ月程度の準備期間でした。
(情報処理の基礎的な知識はかなりありました)