過去問等をやる上での大切なこと

年も開けまして、徐々に短答過去問を学習しだす時期だと思います。

ここで、気をつけて欲しいのが、「過去問の範囲から超えて考えない」ということです。
良くやりがちなのが
「過去問ではAで○の解答だけど、Bだと×になるのかな?」
とか、
「場合があるで×なんだけおd、場合がないだと丸になるのかな?」
と考えてしまうことです。

ぱっと考えると、まさに過去問を使って勉強しているように見えますが、大やけどをすることが有ります。
理由としては、単純に答えが出ない場合があるからです。

勝手に作った問題の条件が、条文から結論が出れば良いのですが、往々にして審判便覧とか、判例とかあさらないと解らないという論点になったりする場合があります。
例えば、Bという要件だと複雑になりすぎるので、Aを特許庁は出題している場合があります。
わざわざ「いばらの道」を突き進むことはないでしょう。

過去問をきっかけに条文に戻り、条文を考えることは重要です。
理由付けをしたり、趣旨を考えて答えを考えることも重要です。
でも、受験生が自ら問題を作ってしまうのは、ちょっと行き過ぎなこともあるのです。
そしてわからなくなって、過去問で問われていたことも忘れてしまうということにもなりがちです。

「考え過ぎず、一歩踏みとどまることも大切である」と、お考え下さい。