論文試験で大切なこと

自分が論文の勉強で伝えていることとしては、それ程多くありません。

  • 問題文の言葉を使うこと
  • 試験は相対評価であること
  • 点数を意識すること

これ以外にも結論を先に書かないとか、保険論点を広く書くとか、色々と伝えていますが、多分最初の3つが重要。
簡単なルールほど難しく、ゼミで半年かけてやっと伝わるかどうかです。

それは、受験生ルールである

  • 書きたいことを書く

方向に流れるからです。
どんな受験生でも、相当気をつけないと「自分の書きたい答案」になりがちです。

審査基準や判例といった論点が直前には気になってくると思います。

  • 「どの程度書けば良いのか?」
  • 「何を覚えれば良いのか?

そして「Aの判例出ますか?」「Bの記載覚えた方が良いですか?」という質問が出てきます。
本来、AやBについて「Aの判例が出たら他の受験生が書けるのか?」「Bの記載は他の受験生は知っているのか?」という「相対的な位置」が大切です。
「他の受験生は書けないだろう」と思えば軽めで良いと思います。

判例、審査基準だけでなく「難しいこと」を勉強したくなりがちですが、基本がとても大切です。
合否を分けるポイントは難しい論点ではなく、基本がしっかり書けていないことが多いのです。
それは短答の勉強でも同じです。
実際他の受験生が書ける論点は過去問で問われている論点であるというのも、短答・論文同じです。

来週は短答試験の合格発表、そしておよそ4週間後は論文本試験。
最後の追い込みだと思いますので、「基本を大切に」頑張って下さい。