各試験における条文の接し方

短答試験、論文試験、口述試験とで「条文」の接し方が違います。

  • 短答試験→条文が見れない
  • 論文試験→条文が好きなだけ見られる(時間は無くなります)
  • 口述試験→条文はチラッっと見られる(見ながらは解答できません)

なので、それぞれ試験に併せた勉強法が必要です。

短答試験

条文を全く見ることを出来ませんので、頭の中に少し入れておく必要があります。
ただ、丸暗記が必要かと言われると、そこまででは有りません。
それは、問題文に言葉が書かれているからです。
さらに、解らなければ「飛ばす」ことも最悪出来ます。
したがって、要件等をしっかり理解することが一番大切です。

論文試験

試験中条文を見ることが出来ます。
したがって、「条文を探せる」ようになっていれば問題有りません。
この「条文を探せる」というのが重要で、典型的なのは特184条等は慣れていないと条文が探せません。
また、論文試験で出題頻度が低い条文も後回しで良いでしょう。

口述試験

試験中条文を確認出来ますが、条文を見ながら答えられません。
その上、「定義」等を暗唱させられる問題もあります。
さらに、口述試験は問題を飛ばせません。

論文と同様「条文を探せる」ことがポイントですが、更に「条文を見て記憶を思い出せる」ことがポイントです。
単純に「商標法2条の使用の定義」を覚えるというより、条文のポイントを押さえ、条文を見たら思い出せるというレベルに持っていくことが重要です。