商標法の勉強

Sコース生も早い人は商標法の勉強をしています。

商標法のつぶやきを見ていると、多くの受講生がつまづいているのが「商品・役務」との関係です。
商標は類似の範囲の概念や、使用している商標はエラいといった内容が重要です。
そして、「商品・役務」との関係がかなり重要で、これが非常に難しいのです。

講義でも相当時間をかけて話をしましたが、そうは言ってもまだ数時間。
数時間で「解った」「簡単だった」と思う人は、大天才か、単なる自信家です。
解らないのが普通です。

独学と比べて、受験機関を利用するメリットの一つに「自分だけが解らないのか」「みんなが解らないのか」の判断がつくということです。
どうせみんなが解らないのであれば、「解らない」ということを認識して進めば良いのです。

入門講座の商標は「特許と切り分けるように」と話をしました。
そして、今「商標って謎だぞ?」と思ってもらえているなら、それは正解だと思っています。
商標で一番怖いのは「何だ、特許と殆ど同じだな」と思って問題意識がなく進んでしまうことなのです。

最初の頃に伝えた気がしますが、入門講座は「解ること」「解らないこと」が解ることが重要です。
これが解っていれば、学習で慎重に進める事ができるからです。

まだまだ初めてばかりですから、気にせず講義を受けて言って下さい。
逆に「なるほど!」って思ってしまっている人の方が危険だったりします。

追記

あと普段から色々イメージはするようにしてみてください。
例えば、コンビニで商品を手に取ったときに「これは指定商品おにぎり?」「コンビニは役務?便益の提供?」みたいなことを普段からイメージすると良いと思います。