夏ゼミ6回目

いよいよ夏ゼミも残り僅かとなりました。

答案ですが今回は音声採点にしました。
自分のゼミの場合、何回かは音声採点を採用しています。

音声採点は、答案を採点しながら音声で直接「ここが良くない」「これは良い」とか伝えるものです。
答案を読んでいると、明らかに「×」の場合は普通の採点でも対応可能です。
しかし、グレーゾーンで「○」を付けている場合、すなわち心証的には足りないと感じた場合であっても、答案からは解らないのです。

音声採点はこの微妙な空気が伝わるものです。
個別の音声ファイルを聞きながら答案を読んでもらうことで、それが伝わると思っています。

例えば、こちらが「あれ?」と読み返したりする場合があります。
この場合は、その表現では内容が伝わりにくいということになります。
ただ、通常の採点は1回読んで解ったところも、3〜4回繰り返して読んで解ったところも同じ「○」になります。その辺の違いを知って欲しいのです。

そもそも、答案の採点方式のベストは、目の前で採点して、「これってどういう意味?」とか確認しながら勧める方法だと思っています。
しかし、ゼミ全員に時間的にそれをするのは難しいのです。
なので、音声採点がそれを埋める方式だと思っています。

欠点は音声採点だと、ついつい気持ちが入り過ぎて厳しめに言ってしまうことがあるのですが・・・
やはり自分のゼミ生・受講生は「全員受かって欲しい」という気持ちを強烈に思っているので、強めになってしまう場合があります。

ということで、音声採点で、普段の答案と違った方針等をつかんで頂けると幸いです。