短答解法12回目

なかなか進んでおらず、何とか拒絶査定不服審判まで。
拒絶査定不服審判の取扱いで、「審判官が何をするのか」という考え方が割と重要です。
受験生を見ていると全ての項目を「並列」に勉強することが多いのです。
そうなると、「前置審査」であったり、審判中の「拒絶理由」であったり、その辺を全て一斉に考えます。
そうすると、唐突に「審判官はこの場合拒絶理由を打たないんですか?」という質問があったりします。
「いやいや、その前に拒絶審決になるでしょう?」という話をするのですが、中々伝わらないところです。

審査を含めて拒絶理由関係が苦手な人はその辺の扱いを全部並列に考えていることが原因です。
審査のとき、審査官は「査定をしたい」という話をしましたが、審判官も「審決をしたい」気持ちは同じです。したがって、余計な手続は基本的にはしません。

基本原則のところですが、理解が難しいところだったりします。