Lゼミ説明会

今週日曜日にはLゼミ(秋ゼミ)の説明会があります。
ゼミの説明会は普段の説明会と違って複数の講師の話がきける機会でもあります。
A先生のやり方、B先生のやり方・・・と色々なスタンスをきけるにはとても良い機会です。
説明会だけでも参加する意味はあると思います。
そして、「この先生で頑張ってみよう!」と思うゼミがあれば、是非参加をしましょう。
秋ゼミは5月位までとなります。
期間が長いこと、講師との距離が近いことから、一番大切なことは講師との相性だと思います。

以下(少し長いです)、自分の秋ゼミについて説明します。
詳しくは、ゼミの説明会にご参加頂ければと思います。

秋ゼミの目標

簡単です。
「合格答案をかけるようになること」
当たり前です。

この中で、自分自身難しいことをお伝えするつもりはありません。

「キッチリとした法律答案を書きたい」
「難しい論点の学習をしたい!」
「誰もがかけないような答案を書き上げたい!」

というのであれば、自分のゼミの目標と異なります。

自分の場合「とりあえず合格点」というスタンスです。
そして、その「とりあえず合格点」がつく答案というのは、

問題文の言葉を使用し、短い文章で、条文に忠実で、項目はひたすら上がっている答案

だと思っています。
したがって、当該答案を書けば少なくとも合格点はつくと考えています。
これは言うのは簡単ですが、身につけるのが大変です。
したがって半年間かけて身につけて頂きます。

ゼミで意識すること

自分のゼミについては2つのことを意識して欲しいと思っています。それは、

  • 弁理士としてどう考えるか
  • 試験としてどう考えるか

です。
条文を覚える、要件を覚えるというより、まずは感覚的に解っていることが大切です。
この感覚的は、とてもアバウトに感じると思います。
しかし、換言すれば「法目的をしっかり意識して理解すること」です。
法目的は、殆どの受験生は解っています。
しかし、使いこなせているかと言われると難しいのです。

次に「試験としてどう考えるか」です。
論文試験も点数が付く以上「点数を意識する」ことが大切です。
よく「Xって項目は必要じゃないか?」「この表現はこういう趣旨で覚えるべきじゃないか」と言う人がいます。
しかし、その考え方はナンセンスです。
「自分が書きたいことを書く」のは、論文であればOKですが、論文試験としてはアウトです。
結局、「多くの人が書いていることを書く」ことが重要です。

短答組について

よくご質問頂くのが「短答試験とのバランス」です。
今年の参加割合は不明ですが、昨年では半分以上(3分の2弱)が短答受験生でした。
さすがに、4月、5月まで論文試験を書いてもらう訳にはいきません。
したがって、短答受験生は例年やり方を変えています。
短答対策としては別に考えています。ただ、何をやるかはお楽しみです。

ゼミについていけないのでは無いか?

これも頂く質問ですが、「そうですね」としか答えようがありません(笑)
「ついていけないかな?」ではなく、「どうやってついていこう」というスタンスが重要です。
例えば、論文版の「これ問」を副教材として使用しています。
これは、過去問の論点を短く抽出したものです。
まずは「短い論点」で基本的な力を身につけることが重要です。

ただ、私のゼミ(講義)は難しいことは聞きません。
「知らなければ答えられない」ことはあまり聞いていません。
逆を言えば「単なる知識では答えられない」ことを聞いていきます。
なぜなら、それによって「弁理士としての考え方」を身につけて欲しいと思っているからです。

最後に

最後に一言だけ。「楽しんで勉強してもらう」人が良いと思っています。
半年間、折角なら楽しみましょう!
一緒に笑って過ごせる、満点体操とかも出来てしまう!そんなゼミが良いと思っています。

ということで、興味がある人は、是非ゼミの説明会にご参加下さい。