合格者を見ていると・・・

今年の試験も昨日で決着がつきました。
自分が受験生のときは、発表のとき「終わった」と思いましたが、一番感じたのは合格体験記を書いたときでした。
振りかえってみると、「こんなことやっていたんだな」って思っていました(でも、ドラクエとかもやっていました・・・)。
あとは、合格祝賀会(当時は新宿でやった気がします)です。
「これでLECに来ることもないぞ!」って思ったんですよね。
結局、今も違った形で来ていますが・・・

さて、今年の合格者を見ていると、少なくとも自分のゼミ生や講座の受講生は「余計なことをしなかった」人が受かっている状況です。
試験に出るべきことを、キッチリやってもらった感じでした。

講座以上にゼミの指導は最初は難しいです。
それは色々な教え方で教わった受講生が集まっているからです。
いくらゼミの説明会で講師の説明を聞いたとしても、いきなり新しい講師の言うことを盲目的に聞くわけにはいかないでしょう。
今までは「覚えなさい」と教わっていた人が「覚えなくて良いんじゃない?」と言われたり、
論文で「こう書くべき」って教わっていた人が「何でもいいんじゃない」と言われたりするのです。

割と自分の指導方針はゆるかったりします。
覚えたことは忘れます。
また、論文試験では初めてみる問題で、答えが分からないのです。
忘れても解ける、分からなくても解ける。
そう言う状態に持っていって欲しいからです。

色々と緩いのですが、自分が唯一厳しくしているのは「理由付け」です。
どんなことでも、必ず「理由付け」を持って欲しいのです。
そのスタンスだけは割と徹底しているつもりです。

理由付けを考えるクセをつけることが、短答試験、論文試験、口述試験に役に立つのです。
そして、そのスタンスは合格した後も絶対に役に立つはずです。

ということで、勉強するときは必ず理由を持って欲しいと思っています。
そこを逃げないで出来た人が合格出来ると、自分は信じています。