「ブーメラン」「はがねのつるぎ」「どくばり」

ドラクエ分からないと全然分からないタイトルで申し訳無いです。

論文試験で、論点について色々聞かれますが、自分のスタンスとしては「論点は幅広く拾う」ことを意識しています。
ドラクエの武器で言うとブーメランタイプなのです。
一体当たりに与えるダメージは少なくても、全体攻撃をするというパターンです。

逆に受講生によっては、「はがねのつるぎ」タイプの人もいます。
要するに、与えるダメージは大きいけど、一つの敵を攻撃するというパターンです。

正しく運用できると、どちらが良いかというと、後者です。
順序を間違えず、敵を適切に倒していった方が良いのです。
敵が一体なら、キッチリ攻撃した方が与えるダメージは大きいのです。

ところが、このパターンには前提があります。それは「敵の攻略方法を間違え無い」ということです。
ブーメランなら、全体攻撃をしているから、何とかなります。
しかし、一体ずつ攻撃すると、攻撃力の高い敵や、ベホイミを使う敵を残すと厄介です。
なので、倒す順序、攻略方法を分かっている前提なのです。
(ゲームではそれ程悩みませんが)

論文試験も同様です。
論点を「正しく抽出出来た」のであれば、しっかり狙った論点を厚めに書いた方が有利です。
問題は、受験生が必ずしも「正しく論点を抽出出来ない」ことにあります。
幅広く論点を薄く書くことで、「論点を外した場合のリスク」を極力減らしていく方法です。

短答試験も、論文試験も自分の場合は「忘れた場合」「間違えた場合」のリスクをどれだけ減らせるか?が試験に合格する秘訣だと思っています。

「はがねのつるぎ」タイプでも「ブーメラン」タイプでも良いと思います。
ただ、自分の場合は安全策で「ブーメラン」タイプなのです。

なお、人によっては「どくばり」タイプ(一撃必殺の論点を繰り出して、はまったら優秀答案!)の人もいます。
これはやめた方が良いとは個人的には思います(怖いです)