論文試験で省略できない記載

論文の答案を書いていると、どこまで正しく書けば良いか?という判断は難しいと思います。
例えば、今回のLゼミでこんな問題がありました(必要なところだけ抜粋します)。

・・・無効審判Kの請求が、・・・審決により却下されるか否かについて、・・・説明せよ。

審判の請求がどうなるかを書きなさいという問題です。

今回見ていると、割と

審判Kは却下される。

と書いている人がいます。ここで、無効審判Kを審判Kと略するのは、個人的に問題無いと思っています(審判Kは無効審判のため)。
しかし、「却下される」だけしか書かないと、「決定による」ものか、「審決による」ものかが不明です。
問題文から「審決により却下されるか」って聞いているから分かるという考え方もあります。
しかし、問題文で「審決により却下されるか」と聞かれている訳ですから、しっかり「審決により却下される」と書いて欲しいです。

そして、問題文と解答を対応させる癖を付けることで、結論の書き忘れや、最後の題意外しを避ける事ができると思っています。