『短答の掟』道場

今週の木曜日(28日)と、来週の月曜日(2日)に新宿エルタワー本校で実施します。
当日でも多分申し込み可能だと思います。
平日の夜となりますが、WEBフォローはあったと思いますので(多分)、仕事で遅れそうな方もご利用下さい。
(一応、WEBフォローについては、新宿エルタワー本校にご確認下さい)

さて、内容ですが講座案内を出すときは割と「これでいいかな」という気持ちがあるのですが、それ以降も講義をしていると色々と感じるところがあります。この時期ですから、何とか点数に結びつくところをやりたいところ。

ということで、やはり一番大きい部分は「TRIPS」です。
4月28日はTRIPSをガッツリやります。本当にガッツリです。
条約って、単に条文を覚えるという学習方法しかないように思われていますが、実は他にもあります。

1つは、「条約の基本的な考え方から解く」という方法です。
例えば、「属地主義」という考え方がしっかり身についていれば、仮に条文が分からなくても妥当な正解は導き出すことは出来ます。

もう一つは「条約の成立過程」から答えを導き出すという方法です。
例えば、TRIPS42条において、「手続においては,現行の憲法上の要請に反さない限り,秘密の情報を特定し,かつ,保護するための手段を提供する。」という要件があります。これ、何故「現行の憲法上の要請に反さない」なんて要件があるのでしょう。
理由を知らないと、この文言を覚えるしかありません。しかし、この文言が入った理由をしれば、忘れにくくなるのです。

ということで、TRIPS協定は例年2問出題されます。
条約の足きりラインを考えると、パリ条約だけでは届きません。
かといって、PCTでは解ける、解けないの差が激しすぎます。
TRIPSが合否を分けると言っても過言ではありません。
まず、金曜日はここをガッツリやることで、条約で足きりにならない学習を進めていきましょう。