最後の平日

今週も1週間終わりました。あっという間の一週間でした。

さて、平日は今日で最後です。
明日は土曜日で、短答受験生は最後の仕上げになるかと思います。
色々不安だと思いますが、それが普通ですので気にすることはありません。

先日、入門コースのガイダンスを行っているとき、今年向けの受講生が再び来ていました。
「あれ、短答試験直前では?」ときくと、今年の試験は海外出張がぶつかってしまい、受験が出来ないとのことでした。
したがって、気持ちを切り替えて来年に向けて頑張ると話をして頂きました。

毎年、仕事の関係で「受験が出来なくなる」受験生は一定数います。
弁理士試験は仕事をしながら受験する人が多く、やむを得ないかも知れませんが・・・やはり残念な気持ちです。
そう考えると「受験が出来る」というだけで、実は第1関門を突破しているのです。

さて、これからですが、初学者は、もう一度「意匠」をしっかり回して下さい。
例年、試験後に学習相談を受けますが、割と合否の明暗分けているのが意匠法です。
意匠法って、3条の2、関連意匠、組物意匠等の特有規定も多く、条文も少ないので過去問で論点が出尽くしている感じがします。
なので、過去問をしっかりやると確実に点数が取れる科目です。

したがって、意匠法が出来たからといって合格出来るとは限りませんが、点数を取れなかった人に共通しているのが意匠の得点率の悪さです。
結果として、意匠法の点数が低い=過去問のやりこみ不足となっていることが多いのです。

知識は忘れる量があります。
ただ、完全に忘れない以上、「忘れたこと」に気がつきません。

新しいことを覚える必要は無いので、今までやったことを落ち着いて見直すようにし、「忘れた」ことを取り戻しましょう。