論文試験お疲れさまでした

論文試験、受験された人はお疲れさまでした。
選択科目がある人はこれから更に追い込みですね。
頑張ってください。

さて、選択免除組の人は・・・明日から、いや今日から口述試験の勉強に切り替えましょう。
論文試験は合否が解りにくい試験です。
「失敗した」「成功した」が、間隔とずれています。
明日特許庁から必要論点も公表されると思います。
その論点を落としたとしても・・・合否が解らないのが論文試験です。
「全く問題1つ書いていない!」となるとかなり厳しい戦いになりますが、何らか書いたのであれば、諦めずに口述試験の勉強を続けてください。

例年「まさか受かるわけないよね、ははは」って受験生が受かっています。
夏ゼミに来ている受講生さんでも「論文受けたけど、全く書けなかったので、諦めています」という人がいます。
そういう受験生に「絶対口述の勉強しないとだめ!」とかなりしつこくお話しています。
で、結局「受かっていた!」ってことが多々あるのです。
ということで、論文組の人は忘れて口述試験の勉強を進めて下さい。

細かい論点を書くと知りたくない情報を知ってしまうかも知れないので・・・あっさりしか書きません。
まず、前提として、趣旨問題は思っている以上受験生は書けていないと思って下さい。
割と点差が付きません。
なので、「趣旨書けなかった!」と思っている人。気にしないこと。
「趣旨書かなかった!」って人は・・・他のところで挽回しましょう。

全体的には割と難しかったと思います。
一応、細かい論点については触れませんが、感想を。

特許1

PCTに絡む問題と見せつつ、権利移転に関する問題です。
(1)はこれ問にもベースを記載しておりますので、ゼミ生なら何とか書けて欲しいところです。
結局(2)以降は主に権利移転関係。
個人的にはあまり予想していなかった論点でした。

特許2

(1)は、一応しつこく話していたところなので、何とか記載して欲しいところです。
(2)(3)も、過去問を押さえておけばクリア出来そう。
(4)(5)は難しく考え無くても、答えを出すことは出来ると思います。

意匠

問題Iのような「メリット」「デメリット」のパターンは、講義ではよく質問しているところです。
いつもお伝えしているように「弁理士としてどのような回答をするのが適切か」という考え方が近年は重要です。
そういう視点で普段から考えられているか?ということだと思います。
問題IIは趣旨問題ですね。
そこそこ書ければよろしいかと思います。
(1)は予想通りで良かったです。
(2)は難しく無いのですが、いざ書こうとすると「書けない」って論点だと思います(自分は「書けない」って思う記載量で十分だと思っています)

商標

問題Iはノーマーク。まさか指定商品・区分が出るとは。
問題IIは、マドプロ+防護がメインの問題。
マドプロは予想しつつも、可能性低いかな?と思っていたけど、やはり出ました。
防護は、今年の短答試験から怪しいと思っていたので、順当だったかな?という感じです。
例年の王道論点が出なかったのが以外でした。