中学生の特許

中学生等の学生が特許を取ると、ニュースになりますよね。先日もニュースになっていました。

今春の第74回全日本学生児童発明くふう展(発明協会主催、毎日新聞社など後援)で、第2位となる内閣総理大臣賞に選ばれた愛知県刈谷市立朝日中学3年、太田匠郎さん(14)の作品「ママも安心、自動ブレーキ付きベビーカー」の制御方法が特許を得た。ベビーカー事故の防止に役立ち、親たちも安心して使えるという理由だ。太田さんは商品化したい考え。

さて、この特許(特許5943449号)を見てみました。

【請求項1】
ベビーカー、シルバーカーを含む、手押し車のハンドルにタッチセンサー、又は圧力センサーを取り付け、センサーに接触している時、又は握っている時はブレーキが解除され、手を離すと自動でブレーキをかける。ブレーキのかけ方は、ハンドルから手を離すとすぐタイヤがロックするのではなく、手を離してから数秒遅れてブレーキをかける、またはスピードを落とすためのブレーキをかけてから、タイヤをロックさせるためのブレーキをかける、ブレーキの制御方法。

この特許出願、代理人がついていないんですね。
相談してやったのか、ご両親が元々そちら方面に知識があるのか解りませんが、それはそれで凄いことだと思います。
早期審査+拒絶理由2回で面接審査までして特許査定に持っていっているようです。

ご本人がどの程度関わったか解りませんが、弁理士としての素質もあるかも知れませんね。