口述模試と口述試験との違い

いよいよ口述受験生は最後の追い込みだと思います。
試験迄頑張ってください。
口述試験が終わり、合格すれば「弁理士」です。
弁理士として妥当な答えを答えられれば十分合格ラインに乗ると思います。

さて、口述模試(練習会)と、口述試験との違いですが・・・口述試験は、基本的に「解けると思われる問題」で構成されています。
昨日も書きましたが、例えば自分が出題するときは、極端な話「全員が解けなくても良い問題」を入れています。
それは、勉強として出題しているからです。

しかし、試験問題として出題する場合、それでは困ります。
弁理士として「これは答えて欲しい」という問題を聞いているはずです。

本試験は試験である以上、一定のルールがあります。
例えば、極端に実務よりな問題、微妙な判例の問題は基本出題されません。
それを出すと試験として成立しなくなるからです。

すなわち、多くの受験生が答えられそうな問題を原則として出題しています。
それは、論文試験でも同様です。
みんなが出来ることを、淡々とこなすことで、合格に結びつきます。

やることが多くて色々焦る時期だと思いますが、落ち着いて目の前の過去問、条文をクリアしてください。