明細書の表現

事務所内で他の人の明細書をチェックするときもあるのですが、どこまで指摘するべきか?というのは悩ましい問題です。

明細書は、基本個人毎にスタイルが決まっていて、中々統一出来ない部分だからです。
企業知財部の人は、事務所毎(というか、案件担当者毎)に表現が変わるので、チェックするのも大変だろうなと思います。


ある知財部の受講生と話していたときに、小さい特許事務所を使っているという人がいたのですが、理由が「書く人が一定になるから」という理由でした。
同じ人に書いてもらった方が、明細書としては統一性が取れて、チェックも楽とのことでした。
何となく解る気がします。


さて、話が変わって、受講生のつぶやきから。

「給与・待遇」の満足度が高い職種ランキングで、総合満足度の1位が「法務/知的財産/特許」だったそうです。
この辺の考え方も、企業と、事務所では違うと思うのですが、知財の仕事は、自分も面白いとは思います。

明細書を作成するのは地味に見えますが、お客さんの製品とか、技術のことまで考えて明細書を作るのは楽しいと思っています。
確かに、言われたことを書くだけならつまらないかも知れませんが、幸いクライアントに恵まれていて、色々とやらせてもらっているので面白いです。
ということで、「仕事内容」については、納得する部分です。


給与・待遇面についてはどうなんでしょう?
給与面に不満をもつ人は、「自分はもっと給与以上に価値があるんだ!」って思える人だと思うのです。
自分は、そんな事を思える程、優秀な人間ではないので、与えられた環境で基本的に満足しています。
ということで、あまり考えたことがありません。