PCTの落とし込み

講義の中でも割と伝えているはず?ですが、PCTについては落とし込みをしないでください。
他の法域に比べると効果が薄いです。

理由は色々あるのですが、一番は「同じ規則が出題されにくい」ということです。
あとは、「条文を読んで勉強する」というのが、規則では効率が悪すぎるからです。

いつも自分が講義して意識していることに「この問題は、条文を覚えていなくても答えが出せるのか?」です。
本試験の問題は、理解さえしていれば答えが出せる問題が8割程度有ります(主観です)
なので、この8割をしっかり取ることが目標です。

他の法律・条約に比べると、PCTは落とし込みをする分、時間が勿体ないです。
最悪、過去問を使った落とし込みの方が早いです。
(この辺は、弊ブログを検索しても出てきますが、2月位の学習コンパスでは伝えます)

PCTについては、流れさえつかめれば、割と解ける問題も多いです。
とにかく、流れがフローを5回、10回繰り返した位では頭に入りません。
徹底的に流れを頭のなかに入れてください。

流れが解った上であれば、本則位は落とし込みをしても良いと思います。
しかし、これも流れが解った上での話です。
とにかく、PCTは扱いが難しく、PCTに時間を割いたために四法の点数が落ちては意味がありません。

例年多くの受験生が中途半端に対策して、失敗していますので注意して下さい。

追記

流れとしては
フローの完璧な理解→184条・国願法の勉強→PCT本則→時間があればPCT規則
の順番が良いと思います。

なお、短答解法の受講生は、テキストをやればPCT規則の全部が勉強できますが、量が多くて、これも難しいと思います。
PCTは勉強しながら

  • 条文を覚えていなくても解けるか?
  • この条文(規則)を本試験まで覚えていられるか?

って視点を常に持って下さい。