平成29年短答試験雑感

取りあえず、全ての問題を解いてみました(現時点では、一部解らない問題もあったりします)

感想としては、条約がかなり難しいです。
PCTは2点は取れそうですが、パリがいくつあるか問題、TRIPSが2問なので、結構ここが山場だと思います。
TRIPSは雰囲気で答えは出せましたが、安定してこれが解けるか?と言われると厳しそうです。

次は特許法と商標法とが難しい気はします。
とくに特許法は問題が長く、いくつあるか問題や、組み合わせ問題があるので少し解きにくかったと思います。
あとは著作権法が少し根拠が解らない問題もあるので、特許庁の回答待ちです。

意匠法は時間はかかりますが、正解を出すだけで考えると、極端に難しくはなかったと思います。
不競法は割と楽に答えが出せた気がします。著不に関しては足きりは回避して欲しいところです。

全般的には「難しい問題」と「典型論点問題」とが混在しているため、それを素早く見極めるといった作業が必要だと思います。
今回は、昨年と異なり、裏をかいている問題は無かった気がします。

したがって、「典型論点問題」をあっさり解いて、「難しい問題」にじっくり時間をかけるといった解き方が有効です。
この辺は来年向けの講座でフィードバックをしていかなければいけないところで、自分自身も戦略を練る必要があると思います。

短答受験者はとりあえずここから論文試験の学習に切り替えていきましょう。
とくに、各科目で4割切ったり、37〜38点だった人。
実際の点数がどうなるかが解りません。
どちらにせよ論文の勉強は必要です。
つらいでしょうが、発表まで論文の勉強を必死に進めて下さい。

なお、今日の16時頃には特許庁のWEBに問題が上がるはずです。
特に論文組、口述組の人は、知識確認のために四法だけでも解いてみてください。