競走距離錯誤

たまには、競馬関係のお話でも。
この手の話は最近書きにくいのですが、ブログのタイトルは「重馬場」!ですからね。
今回は、珍しい事案だったので少し書いてみます。


本日土曜日の競馬で「走る距離を間違える」という、前代未聞の事件がありました。
新潟6Rは2500メートルのレースでした。
距離が長いレースの場合、1周以上走ることがあります。
新潟競馬場は最後の直線が長いのですが、それでも2500メートルだとおおよそ1.5周する必要があります。
すなわち、「ゴール板」を1回通過し、2回目が本当のゴールになるのです。

さて、ペイシャエリート号に騎乗していた山田敬士騎手が、1回目のゴール板を先頭で通過した段階で「ゴールした」と思い込んでしまったのです。
他の馬が競走を続けているにもかかわらず、山田騎手だけレースをやめようとしてしまった訳です。

馬も「レースが終わった」と思っていますので、そうなるともう走りません。
結果としてビリになってしまいました。


競馬において騎手が距離を間違えるというのは、今まで聞いた事がなく、かなり大きなミスです。
「うっかりしていました」ではすまないできごとになってしまいました。


距離や周回ミスというのは、他の競技でも殆どありません。
少し事例は違いますが、競輪で周回の掲示ミスということがあり、そのときはレース不成立になっています。