激動の1週間

今週は弁理士試験(短答)の合格発表があります。色々気が気ではありませんが、一人でも多くの受講生が受かっていると良いなという気持ちであることは変わりません。

自分で思っていることは、「合格率」というのは受験機関や講師が持ち出す数字であって、受験生にとってはあまり意味の無い数値だと思っています。自分が塾業界にいた頃、よく考えていたのが

「200人の生徒のうち毎年100人難関大学に現役合格する難関校A」
「200人の生徒のうち毎年5人難関大学に現役合格する中堅校B」

があったとします。A校の合格率は50%、B校の合格率は2.5%です。保護者の人は間違い無くA校に子供を入れたがります。ただこの場合実は母集団が違うのです。すなわち、A校で上位100位に入るのと、B校で上位5人に入るのがどちらが難しいか?という話になります。A校で200位のお子さんでも、実はB校では上位5人以内に入れることは多々あるのです。

要するに、合格率は本人からみると「100%」=合格、「0%」=不合格の2択だと思っています。なので、こちら側からは「このクラスで○人受かって欲しい」というより、「○○さんが受かって欲しい」と考えるべきだと思っています。「1対多」の考え方になってはダメだというのが、自分の考え方です。


ということで、一人一人のことを思い浮かべながら今週は過ごしていきたいと思います。