特許法第8回+特許法演習2回目

今日は前半が講義、後半が演習でした。

特許法第8回

権利侵害についてです。侵害系の問題は「イメージ」が大切です。自分が権利者側(の代理人)というイメージがわくかどうかというのが非常に重要です。

他社の権利侵害を発見したときに取り得る措置として聞いたとき、いきなり「差し止め(100条)」を上げる人がいます。間違いでは無いのですが、弁理士としての答えとしてはあまり適切ではないと思います。口述試験であれば、試験委員から「いきなりですか?」って突っ込まれる可能性は極めて高いと思います。

査定系の問題もそうなのですが、確かに項目を暗記して、それに基づいて列挙していくのも一つの作戦です。しかし、やはり無いようにしたがって「何をすべきか」という観点から、順序よく流れに沿ってあげていく方が答案も書きやすいですし、ひねった問題でも対処しやすいと思います。

また、権利解釈が実際は重要な論点ですが、試験としては問われにくい部分でもあるので、あっさり押さえるのがポイントだと思います。

演習2回目

ここで実施権の問題が出るのがちょっと納得がいきませんが・・・実施権はまた後でやれば良いでしょう。

今回も講義の後半で簡単な問題を書いてもらいました。が、中々かけないですよね。かけないのは全然問題ありません。目標としては「条文」が上げられるかどうかです。早い段階から条文が挙げられるようにしておく必要があります。

短答の知識は、どちらかというと与えられている問題が「○」「×」と判断していくものですが、論文は自分で探していく必要があります。早い段階でそれが出来る「訓練」をしていきたいと思います。