論文のポイント(題意把握)

勉強しはじめの頃は、「どこまで考えれば良いのか?」というのが難しいと思います。この「どこまで考えるのか」「どこまで答案に書くのか」というのを把握するのが「題意把握」です。
出題者は必ず「聞きたいこと」があります。この「聞きたいこと」をちゃんと書いてある答案が「良い答案」になります。

良く例える例として

「何処から来たのですか?」
「地球に住んでいます!」

と答えた場合、間違いでは無いですが、明らかにおかしな答えでしょう。

「何処から来たのですか?」

という同じ聞かれ方であっても、旅行先であれば「東京からです」って答えるでしょうし、会社等であれば「○○駅です」「○○区です」みたいな答え方かも知れません。もし、近所のお店だったら「交差点の先の○○町です」って答えるでしょう。

聞かれ方は同じでも、TPOに応じて答え方を変える訳です。「何処から来たのか」という質問に対して「どのレベルまで答えれば良いのか」という題意把握をして普段は回答します。論文試験も同じです。論点として、何を問われているのかを把握し、適切な回答をすることが必要です。

ただ、勉強が進んでいないときは「多く」答えられた方が良いです。「思いつかない」ことを書くことは出来ませんが、思いついていることは後で削れるからです。従って、最初は思いつくことは総て項目としてあげていくと良いでしょう。

しかし、勉強が進んでくると、今度は何がずれているのか?を考えることが必要です。思いついたことを何もかも書いてしまうのは時間の無駄ですし、重要な項目をかけなくなる原因となります。