向き不向き

物事には向き不向きはあるのだと思いますが、それを判断する時期って難しいと思ってます。

自分は「新しいことを始めたとき」は、人よりかなり劣っています。講師業を最初に始めたのは学習塾のバイトでしたが、最初の授業アンケートではさんざんな結果で、解雇されるかと思いました。そこから8年近く続けていましたが、最終的にはとりあえず人には負けないような授業をしていました。

教習所に通い出した頃。当時は教習所は4段階ありました。いきなり最初の1段階目で教習時間は倍かかりました(苦笑)。ただ、2段階目以降、仮免、卒業検定と後は全部ストレートで通りました。今も運転が上手かどうか別として、○○年間、大きな事故も無く運転してます(違反はありますが)

弁理士の勉強を始めたときも、1年目は全然出来なくて、短答試験も半分も取れませんでした。でも、何とか次の年には合格しました。

特許業界に入ったときも、最初明細書が全く書けなくて、絶対この業界は向いていないと思いました。これも今は何とかクライアントから(それなりに?)信頼してもらえる内容は書いてるつもりです。


自分で感じた事は、コツをつかむのに時間がかかるタイプ。というか、コツをつかまないと全く出来ないタイプだと思います。でも、ある程度コツがつかめれば後は何とか出来るのかなと。

弁理士受験生を見てると逆にそれをすごい感じてます。講義中に聞けば必ず答えが返ってくる人。いつも間違えちゃう人。何も答えられなくなる人。色んな人がいます。でも、絶対何か突破口があって、そこさえ解ればあっという間に合格するんだと思うんです。それは人によって違うんですよね。それを見つけたい。10人いたら10人勉強法なんか違いますからね。

講義という箱を用意してそこに当てはめていくやり方じゃ無くて。その人その人毎に箱を変えたいんですよね。講義のたびにその部分と戦っている感じです。何人の箱を上手く容易出来るか?ってところです。