青本の色分け
昨日は青本の分冊について書きましたので、今日は青本の色分けについてです。
- 作者: 特許庁
- 出版社/メーカー: 発明推進協会
- 発売日: 2012/12/25
- メディア: 大型本
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青本も条文と同じで、ただ読んでいるだけでは眠くなってしまいます。かといって、元々高い本ですから、何かマークするのはもったい無い気もします。といっても、読まなければ宝の持ち腐れです。
マークをしながら読むと、自分は頭に入りやすかった(少なくとも読み落としはなかった)です。例えば、以下の様な色分けをします。
ピンク色
「条文の要約」。青本って必ず一言で「○○について規定した」「○○に対するものである」のような定義が最初に入ります。一言で言うとどういう条文なのか?と見直すときに便利です。したがって、先ずこの部分を「ピンク」で塗ります。これを1回回します(ピンクだけ塗っていきます。)
このとき、色々な色を最初から塗らないのがポイントです。色を分けて塗ることにより、スピードを上げて、かつ、読む回数を増やすことが出来るからです。
オレンジ色
「趣旨」。意外に塗りやすいのが趣旨です。オレンジの部分は論文の理由付けや、口述対策として使えます。
黄色
「規定」「定義」。規定や定義、基本的事項の説明等です。特に上の「オレンジ」につながっていく箇所を意識して読むと良いと思います。これが条文の理解となります。
水色
「例示」。具体例です。時々短答試験で聞かれたりします。重要ではないのですが、押えておきたい記載です。
緑色
「発展的事項」。趣旨の中でも条文と関係無い趣旨、また判例等の記載になります。「これって、短答試験で聞かれるかも?」ってところを塗っておきます。受講生に質問すると多くの人が答えられない箇所です。
最近は試験に関係ないところを塗っています。例えば旧法の記載等です。ここは無視していいやという箇所を緑にしています(写真の箇所とは異なります)。試験に出そうな箇所も最近は黄色で塗っています。[14/09/05追記]
その他
自分はだいたい5色までです。例えば、改正前の規定を茶色とかでマークしても良いのですが、結局マークすると目立ってしまいます。そうすると、重要な箇所が見えにくいので、自分はマークしないようにしています。
旧法についてはマークしないというやり方もあります。この辺は受験生のやりやすい方でよろしいかと思います[14/09/05追記]
されに、これに「短答試験で問われた箇所」をアンダーラインすることにより、「短答」〜「口述」まで使えるオリジナル青本が完成します。単にマークする作業ですから、仕事で疲れたときでも出来るのではと思っています。
ポイント
まず、「律儀にやり過ぎない」ということです。実際読んでいて「何塗ろう」ってことは多いです。そこで悩むより「えいや」と塗ってしまう方が良いと思います。条文の理解が目的で、塗るのが目的ではないからです。
また、上にも書きましたが「条文毎に完成させる」というより、「色毎に完成させる」というイメージの方が良いと思います。例えば、条文毎に完成させる人は、塗り終わっても1回しか通して読んでいません。しかし、色毎に塗っていくと、色数だけ読み返す事になります。その辺はバランスを見て色々とチャレンジしてみて下さい。