平成25年度弁理士試験志願者統計

特許庁から本日発表になりました。

まず、一般受験生ですが、7439人と、昨年の7839人と比較し400人減です。合格者分が抜けている印象です。

次に受験回数を見ると初回受験者が1577人。昨年とほぼ変わらず。毎年1500人程度が新たに受験を決意されているようです。さて、ここで面白いのが受験回数内訳のそれ以外の項目です。1〜5回の受験者が大幅に減っているのに比べて、6回以上となると人数に大きな変動はありません。

すなわち、1〜5回の間に合格する人がかなり多いということであり、逆にそれを超えてしまうと中々合格出来ないということになります。6回以上の受験者となると基本的事項が欠落しているのにもかかわらず「初歩的な勉強を今更しても」ということで、中上級の勉強をはじめてしまいます。
そして、その状態がずっと続き、結果として初歩的なミス、勘違いを是正出来ないまま受験回数が長くなる傾向にあります。

短答試験を受験される人は全力で頑張っている時期だと思いますが、その「基本となる部分」を見直すことが、合格につながります。論文試験から受験される人は、この時期にもう一度基本部分を見直し、直前答練等に備えると良いと思います。