合格をつかみ取る力

最終的に試験に合格を左右する力というのは、みなさんはどうお考えでしょうか?

自分は「合格する」という信念だと思っています。良くガイダンスや講座では話をしますが「自分が合格する」と思わないで、誰が合格を信じるのでしょうか?
今まで勉強を少し振り返ってみてください。多くのことを皆さんは勉強してきたのでは無いでしょうか?
きっとやりたいことを犠牲にしたり、遊びに行くのを我慢したりして勉強してきたのでは無いでしょうか?

当然、みなさん犠牲にした度合いの違いはあると思います。でも、相対評価である必要はありません。皆さん自身の生活の中で、「弁理士試験」のために犠牲にした何かがあるのではないでしょうか?
そうやって頑張ってきた以上、ここ最後で「合格する」という気持ちが無ければ、合格は勝ち取れないと思っています。

例えば、試験中に枝「1」と枝「5」で悩んだとします。自分としては「1」のような気がするけど、「5」もちょっと怪しい。そして、色々悩んで「5」にしてみたら、やっぱり「1」が正解だった・・・そんな経験があると思います。それも、自信を持って回答していれば、結果として正しいものを選択出来たかも知れません。

残り10日間。(短答試験を)受験される人で今一番やるべきことは「自信をつける」ことです。自分も受験生時代、短答答練&模試で合格点を出したことは1回もありませんでした(それより30点以下のことも多かったくらいです)。勉強も本当にしない受験生だったので、「勉強した」という根拠の伴った自信もありませんでした。

それでも、自分は「運が強いから何とかなるだろう」という気持ちでいました。普段からポジティブな性格という訳ではないのですが、最後の最後はそういう気持ちだと思います。

根拠のある「自信」を身につけるために、勉強時間を多くして、過去問を繰り返し解きます。自分のように、根拠がなくても自信を持てる人はともかく(良い性格だと思ってます)、多くの人は中々そうはいかないと思います。でも、今まで1年間勉強してきたことを考えれば、自信が付くのでは無いでしょうか?

同僚が仕事帰りに飲んでいるときも、過去問を家で解いていたのでは無いでしょうか?
電車の中で、スポーツ紙を読むのを我慢して条文を読んでいたのでは無いでしょうか?

開き直りも一つの作戦です。実力はボーダー付近の人は変わりません。あとは自信です。

答練が解けない、過去問で間違える。良いじゃないですか。最終的に短答試験で合格点を取れば良いのです。解らない問題が出たら、周りの受験生も解っていないはずです。そう考えたって、誰にも迷惑かけないじゃないですか。

少なくとも自分が関わって来た人はよく話す人が多かったですが、みなさん力を持っていますし十分合格レベルだと思っています。10人いれば10人の良いところがいつも見つかっています。きっと、受講生じゃない方もそうだと思います。何か武器があるはずです。


絶対に諦めず、「合格するんだ」と思い続けた人が最後は合格するものです。1点を持ってこれるのです。これから毎日、朝起きたら「合格した」イメージをして下さい。そして「よし!合格した!」「絶対合格する!」と声に出してみて下さい。

「そんなことしたって・・・」と思うかも知れませんが、そういう自己暗示は本当に大切です。


今週〜来週にかけては、モチベーションの維持を是非行って下さい。