短答試験を振り返って(四法)

この時期は、短答試験のことは忘れて論文試験に邁進して頂きたいのですが・・・とりあえず簡単に短答試験を見た感想を。
正答率云々は別として、特許法〜商標法をAランク(絶対に正解して欲しい)、Bランク(出来れば正解して欲しい)、Cランク(かなり難しい)と主観で分けてみました(なお、ざっとですので、異論はあると思います)。

Aランク 23問

3,8,10,12,14,15,17,25,26,27,29,31,36,37,38,40,41,43,46,49,50,53,60

上記問題は、条文レベルや過去問レベルであり必ず正解して欲しい問題です。問題によっては難しい枝も入っていますが、「正解を導きやすい」問題として上の分類にしました。これらの問題の取りこぼしが多い人は、結果として条文の理解が曖昧であったりする原因があると思います(確かに、細かい言葉の違いの問題も出題されていますので、一概には言えませんが)

Bランク 12問

2,13,16,21,23,30,35,42,45,54,55,58

これらの問題も、出来れば出来て欲しいところです。少なくとも、条文、過去問の学習をしているのであれば本来解いて欲しいところです。45問目とか難しく感じるかも知れませんが、過去問の枝も混ざっていますし、枝5が条文レベルですから答えて欲しいところです。

Cランク 5問

Cランクの問題はほぼ捨て問と考えても良いと思います。

結論

Aランク、Bランクで35問です。とすれば、残り5点以上を下三法で得点すれば良いことになります。著作権法がわりかし簡単な出題(正解の枝が絞りやすい)気がしますので、ここで3〜5点稼ぐのが良かった気がします(条約は問題を見ていません)

今年点数が既に届いていない人のうち、Aランクの問題を多く落としている人は条文を読めていない可能性が高いです。何処を間違えているかで、ご自身の今の力を分析されるとよろしいかと思います(なお、当然問題文のうっかり読み間違いミス等もあります。その場合は点数は取れていませんが正解と考えても良いと思います)。
また全体として短答試験の得点が25点未満の場合は、入門講座レベルの知識が定着していない方が多いです。可能であれば入門講座を再受講した方が結果的に受験期間は短くなる気がします。逆に30点を超えているのであれば、入門講座を再受講とはならないでしょう。

間違えた箇所から何処に問題点があるのか、もう一度検討し、次の勉強に繋げて欲しいところです。


次回!「この時期の論文の勉許の仕方」の予定です。