短答試験のボーダー

今日は、ちょっと疲れが溜まってしまいました。やるべきことが多々あったのですが出来ませんでした。しかし、体を休めるのも仕事。そういう時間も必要だと割り切っています。

さて、短答リサーチの結果がLECから出ているかと思います。詳しい数値はLECの値で確認して頂きたいのですが、この結果から見ると果たして「39点」で合格者が出せるのか?と言う疑問は生じてきます。

仮に今年の「39点」をボーダーとした場合、難易度で考えるために昨年の短答リサーチの偏差値で比較します。そうすると昨年のボーダーは「43点」に上がってしまいます。「43点」以上が本試験で何人いるか解りませんが、短答リサーチの結果を用いて同じ割合で単純に換算すると、合格者数は何と600人以下となってしまいます。

すなわち、今年「39点」ボーダーでバサッと切るとします。そうすると合格者が昨年と比較していきなり半分近くに落ちるということになりかねません。国家試験として、それだけ大きな変動があるというのは些か考えにくい気がします。

確かに弁理士試験の合格者を減らす趣旨はあります。しかし、あまりにも急に減らし過ぎる感じがしてなりません。逆に昨年の合格最低点を偏差値に換算し、今年の分布に当てはめてみると、今年のボーダーは「34点」前後になってしまいます。たださすがにこの点数は可能性として低いでしょう。
しかし、今までの最低合格ラインであった36点以上であれば、とりあえず論文の対策をすべきでは無いか?と少し感じています。

当然合格発表を見たら、結構点数が取れている人がいて、ボーダー39点、40点かも知れません。しかし、一番怖いのは「無理」と思っていた人が合格になる場合で、結果としてあまり気持ちの乗らない状態で過ごした3週間がもったいなく、余計論文試験に合格しにくいという状況になります。

6割5分は急に上がった案ですから、とりあえず6割獲得出来ているのであれば、論文試験の勉強は本腰入れてされることをお勧めします。