信頼出来る講師に出会えるか?

みなさん、弁理士の講座を色々受けているかと思います。
その中で、「信頼出来る講師」を見つけられるかどうかというのは重要だと思います。
自分自身受験時代色々な講座を取っていました。
受験機関も当時の4大受験機関、総て使っていました。

色々な講座、先生がいましたが、その中でも自分はS講師が非常に良いと思っていました。
今は既に受験機関では講座を持たれておりません。非常に癖がある先生で、その分賛否両論のある先生でした。

しかし、自分には良かったと思っています。理由の一番は「レジュメが一番短かった」です。
すなわち「ここまで書けば良い」というのを示してくれる講師でした。
また、自分は弁理士受験生時代は特許事務所等で経験がありませんでした。
この先生は実際実務をやられている先生でしたので、実務の話が興味深かったというのもあります。

そう考えると、自分のスタイルもこの講師の影響はかなり受けていると思います。
例えば論文試験で「当たり前のことを当たり前に書くのが論文試験」と言っていますが、これもよくS講師が言っていた言葉でした。
実務をやりつつ、実務の話も絡めて話しているのも、自分が感じたからそういうスタイルを取っています。

ただ、この講師はどちらかというと上位の受講生をターゲットにしていました。
自分は、逆で「他の講座だと上手くいかない」「どうすることもできない」と言う人を何とか拾い上げていきたいと思っています。

講師側としてやるべき事は「勉強すること」を提示するのではなく、「勉強しなくて良いこと」を提示することだと思っています。また、「こういうレジュメを書くべき」ではなく、「こう書けば最低落ちない」ことを教えるべきだと思っています。その点が明確になるよういつも話をしているつもりです。

前に「弁理士は担当しているクライアントを好きになるべき」と書きましたが、受講している受講生さんも大好きです(笑)。本当は、毎回「勉強しました?」「わかりました?」って聞きたいですし、ツイッターで勝手にリプライして色々聞きたいのです・・・ただ、片思いの場合もありますし、あまりやりすぎてもストーカーみたいですから、自重しています(・∀・)。


話がそれましたが、受験生としては、「この講師なら信頼できる」と思える講師に早く出会えるかが重要だと思います。かといって「この講師の言うこと絶対!」みたいに盲目的になる必要も無いと思います。

その辺のバランス感覚が上手い人は、講師の使い方が上手く、サクッと合格出来ていると思います。

さて、各受験機関も学習経験者向けの講座が始まります。
良い講師に巡り会うことは出来るでしょうか?