Lゼミ(夏)説明会について

本日、Lゼミの説明会があります。新宿エルタワーで合同ガイダンスが17:45〜です。

自分が短答するのは通常のLゼミです。関東では、夏ゼミは自分のところだけ実施となります。

ゼミの一番の目的は「頭をやわらかくしてもらおう」と思っています。昨日、個別相談で色々話していても気になるのが、みなさん「枠」にはめすぎてる気がします。

質問をすると、頭の中でレジュメを検索し、レジュメの言葉で出てくる訳です。そうすると、例えば条文の本質を聞くと答えが返ってきません。例えば、17条の2第5項の補正要件。この規定が何のためにあるのか?と聞くと「審査の迅速化」というキーワードは暗記しているので返ってきます。

しかし、では何故17条の2第5項によって審査の迅速化につながるのか?という点が返ってこない訳です。他にも、色々質問したのですが、やはり皆さん答えが上手く返ってきません。
多分、通常のインプットの講座では、聞いてる事が中心ですので「あー知ってる」という状態だと思います。また、論文試験はパターン通りに書いているので、細かいところを聞かれない限りは書く必要がありません。

しかし、そのような勉強ですと、例えば今年の商標法第1問のような問題の場合、手が止まってしまう場合が出てきます。商標に限らず1条の目的条文は非常に重要です。困ったときは常に1条から、条文を辿っていく姿勢を身につけていけば、何とか答えを出すことが出来ます。

したがって、「間違えても良いから、何か答える」「解らなくて良いから何か考える」っていうスタンスを夏ゼミでは身につけていただきたいと思っています。

2年目以降ゼミに出ようと言う人は多くの場合、各パーツは揃っている人が多いのです。後はそれの使い方になります。
「○○の規定は何条ですか?」とか、「何条の要件は何ですか?」という、暗記頼る質問もしません。
もっと考えてもいなかった!ということをゼミでは聞いて行きたいと思います。
結局「何が解らないか」を解ってもらうことが最初の一歩(夏ゼミ)だと思っています。

みなさんの勉強を見ていると、強固な知識、固い知識を作ろうとしています。
完成すれば強力になるでしょう。しかし、完成しないと、逆にもろくなってしまいます。
自分が目指しているのは逆にやわらかい知識です。
何が来ても流せる、柔軟性のある知識(知力)です。

受験生をこじらせてしまって「もう手詰まりだ!」という人。お待ちしております。


あっ、あと7回と短いので、2回目当たりに懇親会をいきなりしたいと考えております(重要です!)