コメントの回答(8/3分)

コメントが何件かたまりましたので、こちらで回答します。

岡崎様

馬場先生。春から通信で受講しています。

ありがとうございます。講座中でも話しておりますが、是非気軽に質問して下さい。

先生の通信の中で「ざっくりとした理解」というキーワードが出てきます。
ざっくりとした理解というのは、条文の主語と述語を読めば良いということでしょうか?どの程度がざっくりとした理解なのでしょうか?

条文について「一言で説明出来るか」、制度について「一言で説明出来るか?」という感じです。
イメージとしては、自分が知財部にいると思って下さい。
そのとき、後輩の社員が「秘密意匠制度ってどんな制度なんですか?」と昼ご飯食べながら質問してきたときに、さくっと答えられる位のイメージです。
すなわち、レジュメの言葉というわけではなく、自分でどんな制度かを言えるかどうかです。「登録されたら公開されちゃうけど、中には隠しておきたいデザインもあるから。そういうときに内緒(秘密)にしばらくできる制度だよ」とか、そんな理解でOKです。

これだと軟らかすぎますが、とりあえず短く各条文等を説明できるレベルに先ず持っていくことです。

また、条文の深い理解というのは、条文の要件と効果がすらすら出てくる程度なのでしょうか?

そこを通過しますが、最後は各条文の言葉が何故そうなっているか?という点を全部説明出来るか?ということです。
各条文の語句を理由づけて言える位になると、要件効果が頭に入っているので、問題でも間違えません。

条文を見ていて思ったのですが、なぜ主体のある条文とない条文があるのでしょうか?同様に時期がある条文とない条文があるのでしょうか?

条文は色々なことを規定しています。例えば、手続的な条文であれば「時期」の記載が必須でしょう。逆に、「効果」を発生させたい条文であれば「要件」が必須になります。
各条文がしたいことによって規定振りが変わります。もし、条文毎に何か疑問があればご質問下さい。

S.A様

基礎的体力不足は、条文の読み込みの回数を増やすとか短答アドバンスを読むことで基礎的体力不足は解消されるのではないのでしょうか?基礎的体力不足とはどういうことですか?

漠然と条文を読む、テキストを読むだけでは解消出来る場合と出来ない場合があります。
何故その規定があるのか、この要件はどこの条文につながっていくのか?そういう点を考えながら読んでいかないと理解が得られず、結果として単に条文を流しているだけという感じになります。

また、条文の趣旨や、各法律の目的条文との絡みも重要となってきます。それらの点を踏まえて条文を読み込むことで、基礎的な条文理解力(基礎体力)がついてくるかと思います。