学習塾講師から弁理士の勉強法について

先日ご質問を頂きましたので少し回答したいと思います。
実は、自分の経歴からか否か解りませんが、昨年も含めて数人「学習塾で勤務している」という人から相談を受けたことがあります(受講生さんでもいました)

さて、講師経験者の人が勉強をするときに他の人と違って工夫が出来ることですが、「授業をするとしたらどうするか?」という視点で学習するという方法があります。

もし、自分が弁理士の講師であった場合、どのように授業を組み立てて、何処をポイントとして授業をするかという視点でテキストを読みます。実際に架空の講義をしても良いと思います。

人間の理解度として、「わからない」→「何となく解る」→「理解する」→「人に説明出来る」というレベルだと思っています。この「人に説明出来る」というのが一番理解が進んでいる状態です。
したがって、授業を出来る状態であれば自分が解っている必要があるため、理解度としては問題が無い状態です。

実際自分が勉強をするときも、「何処をポイントとして見ていくか」という視点で勉強はしていましたし、頭の中で仮想の授業を組み立てたりもしたものです。

集団での指導経験が長いと、それなりに授業の組立てが出来ますので、それを応用して自分の勉強に活かしていった感じです。ただ、そういう経験が無いとそもそも授業の組立てが出来ないので一般的な勉強法ではありません。