試験に出ない判例

今日も関係無い判例を1つ。ちょっとだけ気になった判例なのですが・・・平成25(行ケ)10067、拒絶査定不服審判(商標)における審決取消訴訟です。

この判例を見て気になったのが、期間の長さです。

出願日:平成12年1月1日
拒絶理由:平成13年12月頃
拒絶査定:平成20年7月4日
審判請求:平成20年8月4日
審決謄本送達:平成25年2月14日

なんと、出願から拒絶査定で8年、審決謄本が送達されるまでだと13年!
この間どういうやり取りがあったか解らないのですし、出願人側からアクションを取っているのかも知れませんが、ちょっと長すぎませんか?

ちなみに、訴訟中でも出願人、怒ってます。

本件出願手続は,理由も不明なままに長期にわたり中断し,その後は勝手に再開されたが,原告にはその理由も根拠も明らかにされず,遅延の再発防止策も示されていない。

気持ち、解らなくもないです。ただ、国際出願等をしたり、その回答を送付したりと色々とやってるみたいです。商標の場合審査経過はIPDLで出ないので解らないのですが・・・それでも13年間引っ張るって珍しくないですかね?

そのほかも色々怒ってるのですが、裁判官にはあっさり切られてしまってます。

上記取消事由1として摘示した各点について原告が主張するところは,いずれも,審決の誤りの有無について関連性のない事項を主張するものか,法定の手続・要件・効果に頓着しない独自の見解に基づく主張であって,いずれも採用することはできない。

この結論は仕方ないとは思います。

探せばあるのかも知れないのですが、ちょっと商標で珍しいと思いました。