2/16の問題

【問題】甲は、減速機イについての意匠権者であり、乙は減速機イを取り付けた減速機付きモーターロを販売している。この場合、減速機イが流通過程において外観に現れず視覚を通じて認識することが出来ない場合には、甲はロの販売を差し止めることが出来ない。なお、乙は正当な権原を有していない。

RT ○減速機付モーター事件(東京高裁平15年6月30日)
意匠2条1項の定義は外部から視覚を通じて認識できるものであることを要する。そのため、流通過程において外観に現れず視覚を通じて認識することができない物品の隠れた形状は考慮することができないと解する @de_de_sign